出版社内容情報
教師の権威は後退し、その指導力は衰えをみせ、その教育権は現実に適応できないまま大きく再考を迫られている。教師とは何か? いま教師に何が問われているのか? <学校>という閉鎖社会に生きる教師の有り様を問う教育現場からの衝撃のリポート。
序章生徒の声が聞けない教師/一「いまから自殺します」というのに/二土浦日大高校野球部員死亡事件/君臨する顧問教師/第一部教師の<権威>を問う/第1章先生にネクタイは必要か/一ノーネクタイ教諭解雇事件/二ネクタイをしなくても/三カラーシャツ教師事件/四効率至上主義が支配する/第2章教師、その権威からの解放/一教育的<権威>の危機/二<権威>あるいは<父性>復権論の何が問題か/三<権威>復権論の帰結/四<権威>喪失の時代と「新たな荒れ」/五<権威>からの解放とその創造/第3章荒れる学校・管理教育・「プロ教師」/一「荒れる学校」とジャーナリズム/二何が変わったのか/三“プロ教師”の登場/四“プロ教師”の管理術/五「プロ教師」の現在/六とりあえずのまとめ/第二部教師の<指導力>とは何か/第4章校長自殺事件の教訓/一流山中央高校事件とは/二事件の背景としての体罰/三「力の支配」の破綻/四退学処分をめぐって/五事件が問うた問題/六事件の位置付け/七今日の教育問題との関わり/第5章校長の「指導力」とは/一ある裁判での原告/二事件の経緯/三返還されない30万8800円/四判例に見る係長の「承諾」/五藤原裁判が持つ意味/第六章誰が「指導
内容説明
教師の「権威」は後退し、その「指導力」は衰えをみせ、その「教育権」は現実に適応できないまま大きく再考を迫られている。教師とは何か?いま、教師に何が問われているのか?「学校」という閉鎖社会に生きる教師のあり方を問う教育現場からの迫真のリポート。
目次
序章 生徒の声が聞けない教師
第1章 先生にネクタイは必要か
第2章 教師、その「権威」からの解放
第3章 荒れる学校・管理教育・「プロ教師」
第4章 校長自殺事件の教訓―流山中央高校事件を再検証する
第5章 校長の 「指導力」とは
第6章 誰が「指導力」を判断するのか
第7章 評価・評定と進級判定
第8章 懲戒処分と職員会議
第9章 成績評価における専門性
第10章 体罰法禁と刑事司法
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