内容説明
誰もが病院で死を迎える時代が来た。老人医療、ガン患者への「生きがい療法」の実践から、人間としてのクオリティ・オブ・ライフ(いのちの質)が問われる、“人生晩期”の医療のあり方を語る。
目次
1 ガンを生きて(ガンを患った医者の気づき;ガンに打ち克つ「生きがい療法」;「生きがい療法」を日常生活に生かす)
2 老いをささえ、死をみとる(地域医療から老人医療へ;老人病院の現場では;“個”を大切にするチーム医療;死とターミナルケア)
3 いのちすこやかに(老いを憂いなく迎えるために;医療をささえる経済;いのちの価値―医療と宗教の接点)