内容説明
『鳩の翼』の巨匠、国際文学のさきがけ、ヘンリー・ジェイムズ研究・翻訳の第一人者による論考およびエッセイ精選集。
目次
1 ヘンリー・ジェイムズ作品論(『デイジー・ミラー』再読―ポリフォニックな小説について;「嘘つき」における嘘;末裔の告白―「アスパンの恋文」加筆 ほか)
2 さまざまなジェイムズ(ヘンリー・ジェイムズの戯画;ジェイムズにおける保守派の感覚;この美しくはかない人びと―ヘンリー・ジェイムズの女性像 ほか)
3 ジェイムズを訳し続けて―訳書あとがき集(マシーセン『ヘンリー・ジェイムズ―円熟期の研究』;『アメリカ印象記』;『聖なる泉』 ほか)