出版社内容情報
ディアネン市包囲網を破ろうと奮闘していたエルフィンド軍騎兵集団は、兵站の不備と練度不足で自壊していく。迎え撃つオルクセン軍は近代的な野戦戦術と砲兵運用に加え、虎の子の大鷲空中団を投入し空爆まで駆使して勝利を目指す。いよいよ戦局は佳境へ。刮目必死のシリーズ第7弾!
【目次】
内容説明
無慈悲なる戦略爆撃。戦争は終焉へ向かうか―
著者等紹介
樽見京一郎[タルミキョウイチロウ]
1980年、京都府生まれ。幼少期より海と港、艦船に親しむ。建設業界での情報処理分野などを経て、独立。物流業を経営。2022年10月、第2回一二三書房WEB小説大賞にて金賞を受賞。商業デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
和尚
29
当初の想定より長引くことになった戦闘。しかし、長引くと言うことはその分組織力というものが如実に差を出してくるということでもあり。どこまでも準備というものと、戦争というものを描いてくださる物語で面白かった。
戦争の終わらせ方、の通り目に見える戦は終わり、しかしてこの物語の特徴的には戦後の戦の方がよりメインにもなりそうな。次も楽しみです。 2026/08/20
鐵太郎
22
なるほど最後は「日本のいちばん長い日」のバリエーションで来たか。終幕なので実質的な「戦争」は「ストルステンブロウの戦い」で終わり、あとはオルクセンによる威嚇戦とエルフィンドの内戦と降伏勧告、そしてオルクセンの完全勝利への道程。エルフィンドと言う単民族国家の組織、国家、軍制の後進性と脆弱さが常に語られ、それに対するオルクセンという多民族国家の先進性が全編通じて強調されていたけれど、「それでも白エルフは意外と強かった」的なまとめに多少の違和感。でもまァ予定調和かな。お話として面白いけれどちょい歯がゆい。2026/08/13
よっち
20
ディアネン市包囲網を破ろうと奮闘していたエルフィンド軍騎兵集団は、兵站の不備と練度不足で自壊。迎え撃つオルクセン軍は近代的な野戦戦術と砲兵運用に加え、虎の子の大鷲空中団を投入し空爆も駆使して勝利を目指す第7弾。エルフィンド側は兵站・野戦医療・継戦能力の欠陥が露呈し、女王脱出も事実上不可能となった状況で通告された、エルフィンド併合を前提とした無条件降伏勧告。追い詰められても状況を直視できない首脳陣、どこまでプレッシャーを掛けるのか、大勢は決しても終戦に至るまでの簡単には終わらない混乱がなかなかリアルでした。2026/08/12
nishiyan
12
エルフィンド軍騎兵集団はディアネン市包囲網を破ろうと最後の決戦に挑む一方、オルクセン軍は近代的な野戦戦術と砲兵運用、大鷲空中団を投入しての戦略爆撃も敢行して継戦意欲とともにエルフィンドに根付く旧弊を破壊に臨む本巻。エルフィンドの円滑な併合のためとはいえ、苛烈で徹底した戦争指導をおこなうグスタフの心労たるや如何ばかりか。他国からの横槍も華麗に躱しつつも、戦後処理は始まったばかり。占領地の復興政策も然ることながら、エルフィンド女王と現政府閣僚の処遇などは、どのような形で収まるのか。次巻が楽しみ。2026/08/20
アオイ模型店
3
エルフィンドの全面降伏という形で終戦を迎えたオルクセンとエルフィンド。ここまではある意味「最初からわかっていた事」ではあるのだけれど、むしろ占領と併合、そして統一を描くこれからの方がえげつない事になるのだろうなぁ。 それにしてもエルフィンドと言う国は、最後まで日本の悪いところを煮詰めたようで読んでいて心がチクチクする。歴史上「やらかした国」の共通点を描いていけば必然としてそうならざるを得ないという事なんだろうけども、80年前だけではなく、今も通用する部分があるのがねぇ……2026/08/13




