出版社内容情報
お醤油を買いに行った妻が戻ってこない____
熟年夫婦クライシスはある日突然始まる。
結婚30年、仲良く暮らしていたはずの妻が「お醤油を買いに行ってくる」と出かけた切り戻ってこない。
パート先に訪ねてみるも、夫に内緒ですでに退職し、一人息子にも連絡をしていない。
手がかりもなく、途方に暮れる夫。
その妻が残したたった1枚のメモに書かれた電話番号にかけてみると‥?
『人生最大の失敗』で離婚後の女性の心情を丁寧に描き、絶賛を浴びた野原広子の最新作。
熟年夫婦クライシスを真正面から描いた、初のクライムミステリー
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読特
32
親子3人、仲睦まじく幸せな家庭…であるはずだった。夫に尽くした、小言を言われようとも。料理に手をつけてくれない時でも、嫌な顔をされないように努力した。本当は、怖かった、嫌だった。別れたかったが、息子のために耐えた。パートでも虐めにあった。辞めざるを得なくなった。ラジオの相談コーナー。情けをかけて欲しかったのに、予想外の教示。悔しさがこみ上げた。息子は独立、夫は間もなく定年。決行の時。夜中に出かける、ちょっと買い物にと。橋の上にサンダルを残して、紛れ込んだ別な世界。歩み出す、誰かのせいにしない自分へと。2026/03/05
空猫
27
夫と妻と息子。どこにでもある平凡な家庭。けれど妻は「醤油を買いに行く」と言ったきり家出してしまう。この手の話で夫はいつも「突然」の妻の反乱に驚く。夫には「うちは普通。上手くいってる家庭」だったから。今回はどんでん返しありの少しホラーなミステリ風だった。妻を一人の人間としてちゃんと見てよ。2026/05/09
はっち
19
野原さんの別作品で「お醤油買いにいてくる」と言ってそのまま帰ってこなかったと言っていた場面がありましたがそれが今度の主人公になったのでしょうか?不満を持ってるようには夫には見えなかった熟年夫婦 夫目線と妻目線でこれほど食い違うのかと思う夫婦の日常母から夫から子供からの呪縛から抜け出せなかったヨシ子 悪いのは誰?夫?それとも我慢し続けたヨシ子?出ていき方もホラーですがその後のヨシ子が巻き込まれた事も更に恐ろしい!久しぶりに衝動買いしてしまった野原マンガでした2026/03/10
uran
5
新聞広告で見ての初読み作家さん。濃い内容で考えさせられた。違う作品も是非読んでみたい。2026/04/24
ジャスミン
4
野原広子さんの本は読み始めると止まらない。モラ夫に耐えて生きるなんて絶対嫌だし、自由になってほしい。2026/03/17




