目次
第1章 付着移入型壁塗り代換―「壁にペンキを塗る」「壁をペンキで塗る」
第2章 餅くるみ交替―「桜の葉に餅をくるむ」「餅を桜の葉でくるむ」
第3章 交替動詞と非交替動詞の間
第4章 離脱型壁塗り代換―「グラスから水を空ける」「グラスを空ける」
第5章 満ち欠け代換―「彼には積極性が欠けている」「彼は積極性に欠けている」
第6章 位置変化動詞文と状態変化動詞文の交替現象の全体像と体系―第1章~第5章のまとめに代えて
第7章 「意味類型の階層モデル」の特徴と有効性―英語のlocative alternation研究の枠組みとの比較から
第8章 なぜ壁塗り代換はヴォイスのカテゴリーに入らないのか
第9章 交替動詞と多義語の違い
付章1 位置変化動詞文における格成分の語順
付章2 壁塗り代換に関する疑問に対して―本書の立場と見解
著者等紹介
川野靖子[カワノヤスコ]
1975年生まれ。群馬県出身。埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。筑波大学大学院文芸・言語研究科言語学専攻(日本語学)修了。博士(言語学)。福岡女子大学文学部専任講師、准教授、埼玉大学教養学部准教授を経て、2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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