内容説明
人は、何のために生まれてきたのか？アジア諸国―タイ、インド、チベット、スリランカを巡る求法の旅。ヒマラヤ山脈を命懸けで越冬し、壮絶なる自己との闘いの末、インドの秘境・ラダックで得度した著者の原点を記す。
目次
第１章 アジア漂泊（タイ僧との出会い；チェンマイの女 ほか）
第２章 秘境・ラダックへの道（チベット密入国；ヒマラヤの尊者 ほか）
第３章 修行の旅（再び仏界へ；ラダックの僧院生活 ほか）
第４章 日本尊者巡礼（八木天摂上人を訪ねる；徒歩の巡礼 ほか）
著者等紹介
野口法蔵［ノグチホウゾウ］
１９５９年、石川県七尾市生まれ。千代田工科芸術学院写真科卒業。１９８２年、新聞社退社後、ソ連・中国・インドを取材。１９８３年、ラダックにて得度。１９８６年、インド国立タゴール大学に滞在。ダライ・ラマより寺名禅処院寄与。臨済宗妙心寺派僧。２０年以上にわたって、五体投地を繰り返し、修行をするかたわら、坐禅断食の指導を全国各地で行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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su-zu
3
イナガキ著作「寂しい生活」を更に突き詰めて考えて、この「オンマニベメフン」を読む。野口法蔵さんは、チベット仏教の導師様で、元報道カメラマン。豊かさとして今、最も誤解されているのが「情報」なのだな、と思う。もっと欲しいと思わせるものは全て、手に入れたところで満足感は得られないものなのだ。分かってはいるけれど、凡人にはにかなかに難しい境地だ。憧れと感心を抱きつつ読了。2017/09/01
まちゃ
0
衝撃の内容でした。 綺麗事ではないアジアでの修行の日々。 日本の仏教では考えられない環境です。 この本を読むと千日回峰行や座禅行がポーズに思えて来ます。 宗教をもっと勉強したいと思わされました。 2017/11/22
