出版社内容情報
戦後最大の不正利益供与事件で逮捕された小池隆一。現在、コンサルへ転身した伝説の総会屋が、20年の沈黙を破って日本の闇を語る。
バブル時代の虚構のマネーゲーム主宰者たちがいま再び、そのカマ首をもたげようとしている。公共事業、再開発に群がる彼らはかつて、“総会屋”“ダニ”と呼ばれた。
第一勧銀、野村證券、山一證券など数々の超一流企業を手玉に取り、戦後日本最大・140億円を優に超す不正利益供与事件で逮捕された小池隆一。現在、コンサルタントへと転身したその姿から見えてきたのは、総会屋とそれを必要とした企業・政治の呪縛──それは日本社会の縮図でもあった。
20年の沈黙を破り、伝説の総会屋がはじめて語る日本の闇。
1章 伝説の総会屋
2章 「財界の床柱」上森子鉄
3章 小池との旅路
4章 田中角栄と木島力也
5章 小川薫と総会屋の時代
6章 事件の伏線
7章 小甚ビルディング
8章 ロビースト
9章 疑念
10章 小池の釈明
11章 対決
【著者紹介】
七尾 和晃
1974年、ニューヨーク市クイーンズ生まれ。
英字紙記者などを経て、独立。忘れられゆく近代史の現場に赴き、「訊くのではなく聞こえる瞬間を待つ」姿勢で踏査ノンフィクションにまとめる手法で、現在、無名の人々の生活のなかから紡がれる言葉から歴史を描く『無名譚』や『国境』の執筆に取り組んでいる。
著書に、『炭鉱太郎がきた道』(草思社)、『「幻の街道」をゆく』(東海教育研究所)、『琉球検事』(東洋経済新報社)ほか多数。
内容説明
あの総会屋が明かす会社国家・日本の秘部。
目次
第1章 伝説の総会屋
第2章 「財界の床柱」上森子鉄
第3章 小池との旅路
第4章 田中角栄と木島力也
第5章 小川薫との訣別
第6章 事件の伏線
第7章 小甚ビルディング
第8章 ロビイスト
第9章 疑念
第10章 小池の釈明
第11章 対決
著者等紹介
七尾和晃[ナナオカズアキ]
1974年、ニューヨーク市クイーンズ生まれ。英字紙記者などを経て、独立。忘れられゆく近代史の現場に赴き、「訊くのではなく聞こえる瞬間を待つ」姿勢で踏査ノンフィクションにまとめる手法で、現在、無名の人々の生活のなかから紡がれる言葉から歴史を描く『無名譚』や『国境』の執筆に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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