谷崎潤一郎妖美幻想傑作集魔術師

個数:

谷崎潤一郎妖美幻想傑作集魔術師

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月03日 02時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784909812438
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

初期の耽美主義、怪奇、犯罪探偵趣味、私生活的幻想―美意識や情念や生活に基づかない思想は、真に思想たり得るのか。自己の欲望に忠実で、かつ總明で勤勉な人間だけが到達できる洞察力を通し、見出された真実が描かれる。文学の魔窟へご招待。

著者等紹介

谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
1886(明治19)年~1965(昭和40)年、小説家。1908(明治41)年、東京帝国大学文科大学国文科に進み、在学中に和辻哲郎らと第2次『新思潮』を創刊。処女作の戯曲『誕生』や小説『刺青』(1909年)を発表。大正時代にはモダニズムの影響を受け、様々な作品を執筆した。関東大震災以後は関西に移住し、少女ナオミに翻弄される『痴人の愛』(1924年)を発表。マゾヒズム、耽美主義の文脈で語られることが多いが、ミステリー、歴史小説など、ジャンルは多岐にわたり、その高い評価から「大谷崎」と称される

長山靖生[ナガヤマヤスオ]
評論家。1962年茨城県生まれ。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。文芸評論から思想史、若者論、家族論など幅広く執筆。1996年『偽史冒険世界』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、2010年『日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで』(河出書房新社)で日本SF大賞、星雲賞を受賞。2019年『日本SF精神史“完全版”』で日本推理作家協会賞受賞。2020年『モダニズム・ミステリの時代』で第20回本格ミステリ大賞“評論・研究部門”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

53
人の及ぶところのない世界がある時代の耽美小説だという印象を受けました。不思議な森羅万象に異形の念は、今では失われたものであるのですね。失われた空気に包まれるせいか、数々の短編に魅せられました。2021/06/20

SIGERU

21
長山靖生編による、谷崎潤一郎の初期短篇アンソロジー。『細雪』『春琴抄』の、日本の美を詠う文豪とのイメージのまま本書に接した読者は、似ても似つかぬ異形の作家を見出すにちがいない。『刺青』『秘密』『魔術師』で、美の使徒として妖艶の気を吐いた谷崎。『憎念』『私』で、露悪的なまでの自己告白を試みた谷崎。作家としての相貌は多岐に亙り、大雑把に文豪と括るのも躊躇われる程だ。美と醜とが複雑に絡み合った混淆ゆえに、編者は本書を「妖美」と名づけたのだろう。「美には何処か奇異なところがある」。ボードレールの評言を想起した。 2021/02/11

凛風(積ん読消化中)

8
『刺青』『秘密』『憎念』『人魚の嘆き』『魔術師』など15篇を収める。谷崎潤一郎は、10代の頃『春琴抄』を読んで以来、アンソロジーものに含まれている作品を読むくらいで、まぁ、最近、乙女の本棚シリーズで『秘密』を読んだりもしてはいるが、ビッグネームな割には、ほとんど読んだことのない作家だ。この本は「妖美幻想傑作集」の副題に惹かれて読んだのだけれど、若干肩透かし気味。もっと、フェチな作品が読みたかった。今度は長編を読んでみよう。2020/10/24

relaxopenenjoy

6
谷崎の新刊は珍しい気がして読んでみた。収録15編のうち憎念、覚海上人天狗になる事、少年の記憶、生れた家、恐怖、詩人の別れ、二月堂の夕を読む。既読(刺青、秘密、人魚の嘆き、魔術師、人面疽、或る漂泊者の俤、私、ある罪の動機)を除くとパッとしないが、鉄道恐怖症を描く「恐怖」がまあ印象的だった(谷崎の実体験に基づく?)。「天狗」だけは漢文古文が2度読んでも理解できずお手上げ。妖美幻想傑作集、とあるが、短編からミステリからエッセイまでなんかごった煮感。メモ パンの会、足穂 星遣いの術。2020/12/29

hiro6636

4
人魚の嘆きなど。2022/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16422104
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品