酪農家・長谷川健一が語るまでいな村、飯舘

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822814052
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

東日本大震災から3年。飯舘村で酪農を営んできた著者が、100点のカラー写真と文章で綴る、東電福島第一原発事故後の避難生活。

2011年3月11日に起きた東日本太平洋沖地震、あの大地震から3年が経ちました。東京電力福島第一原発での事故で全村避難を余儀なくされ、私自身も仮設住宅に移って、いまもなお避難生活が続いています
 事故以来、どこにでもカメラをもって行って記録を撮り続けています。その数は写真が1万点を超え、ビデオも300本を超えました。つたない素人写真ではありますが、飯舘村民としてみなさんに知ってもらいたいことを凝縮した作品ばかりです。私の妻、長谷川花子にも仮設住宅の暮らしについて一章を分担してもらいました。(「はじめに」より)

はじめに
序 章 ふるさと──長谷川健一
第1章 避難──長谷川健一
第2章 仮設ぐらし──長谷川花子
第3章 除染──長谷川健一
第4章 不安──長谷川健一
終 章 これからどうする──長谷川健一
あとがき──長谷川健一

【著者紹介】
長谷川 健一
 1953年、飯舘村前田生まれ。福島県立相馬農業高校飯舘校を卒業し、1976年、佐藤花子と結婚。2010年より前田行政区長。福島県酪農業協同組合理事。
 2011年3月11日の東日本太平洋沖地震の発生以後、福島第一原発の事故によって村が高濃度に汚染されたため、同年8月から伊達市伊達東仮設住宅に避難中。事故後の村と村民の写真を撮り続けている。
 著書『原発に「ふるさと」を奪われて──福島県飯舘村・酪農家の叫び』(宝島社)『【証言】奪われた故郷──あの日飯舘村に何が起こったのか』(オフィスエム)『写真集 飯舘村』(七つ森書館)。
 映画『飯舘村 私の記録』(NPO法人アワープラネット・TV)。

目次

序章 ふるさと
第1章 避難
第2章 仮設ぐらし
第3章 除染
第4章 不安
終章 これからどうする

著者等紹介

長谷川健一[ハセガワケンイチ]
1953年、飯舘村前田生まれ。福島県立相馬農業高校飯舘校を卒業し、1976年、佐藤花子と結婚。2010年より前田行政区長。福島県酪農業協同組合理事。2011年3月11日の東日本太平洋沖地震の発生以後、福島第一原発の事故によって村が高濃度に汚染されたため、同年8月から伊達市伊達東仮設住宅に避難中。事故後の村と村民の写真を撮り続けている

長谷川花子[ハセガワハナコ]
1954年、飯舘村上飯樋生まれ。福島県立相馬農業高校飯舘校家政科を卒業し、理・美容専門学校を卒業の後、1976年、長谷川健一と結婚し、酪農を中心としたくらしを35年積み重ねた。2011年8月から、伊達東仮設住宅管理人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

23
6200人の村民は半数が福島市に避難。500人が県外。家族バラバラの実態(4頁)。写真が訴えるものの強さは本文と相乗効果で相当なものがある。3・11前の2・14朝の伊豆慰安旅行の写真は楽しそうな人々の姿がある。こうした笑顔を奪ったのが原発事故だ。放射線防護の方法は、子どもは外に出ない。マスクする。肌出さない。上着は玄関で脱ぐ。風呂で清潔に。換気扇は止める。外の野菜は食べない(37頁)。チョークで書かれた原発さえなければ(6・13撮影60頁)。11・16田んぼの仮・仮の放射能汚染物置き場の写真(97頁)。 2015/01/08

Mao

6
首長が個々の市民の方を向いているか、上(県、国)を向いているかで、人々の生活は大きく左右されてしまうことを実感できる。 国民を見ずに他国からの評価ばかり気にする総理も同じだと思った。  トップが下を向いていない場合には、自分で行動を選ばないと安全に暮らせない。 個々の情報収集力と判断力と行動力が頼り。 2015/02/03

あかつき号

4
感動した。 何から言おう。日本で最も美しい村であったはずが、3.11以降、音を立てて崩れてゆく美しい村。景色ばかりでなく、人も牛も。 健一さんの話は実際に聞いたことがあるが、今回初めてお会い(?)した花子さんに強く惹かれた。 農家の嫁として、家を支えてきた底力が仮設住宅の管理人として、住人の心身を気遣う、その繊細さ、優しさに頭が下がる。 そして夫婦としての姿も垣間見え、村長にも国にもくらいついていく健一さんが、花子さんには今一つはっきりしないところが、また身近な存在に感じられる。 ぜひご一読を。2014/08/26

読生

1
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/482281405X2022/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8083487
  • ご注意事項

最近チェックした商品