内容説明
バイオマスエネルギーは、設備の設置・維持管理・燃料製造・運搬・販売など多くの雇用を生む。疲弊する地域経済にとって、持続的な恩恵をもたらす効果がある。
目次
第1章 太陽の缶詰・バイオマス(お爺さんは山へ柴刈りに;バイオマスエネルギーとは何か ほか)
第2章 どこまで使えるバイオマスエネルギー(バイオマスは代替エネルギーになるか;「廃棄物処理」から脱却できない日本のバイオマス利用 ほか)
第3章 拡大するEUの木質バイオマス利用(8割を熱として利用するEU;ドイツにおける『再生可能熱法』の存在 ほか)
第4章 日本国内の取り組み(太陽熱とのハイブリッドで給湯と床暖房―屋外設置型ペレット給湯暖房システム;間伐材の端材利用木質チップを熱源として活用―和歌山県田辺市龍神村「季楽里龍神」 ほか)
第5章 バイオマスエネルギー導入成功のカギ(需要と供給の問題;チップは大口熱需要施設を狙え ほか)
著者等紹介
小澤祥司[オザワショウジ]
1956年静岡県生まれ。東京大学農学部卒業。出版社勤務などを経て、環境・生物多様性・エネルギー分野の取材・執筆活動のほか、環境学習・環境保全活動の支援・自然エネルギーの普及・持続可能な地域づくりなどのプロジェクトにも携わる。3.11以降、飯舘村の放射能汚染調査、後方支援活動に取り組んでいる
浦上健司[ウラガミケンジ]
1972年神奈川県生まれ。日本大学大学院農学研究科博士前期課程修了。地域振興に関わるプランニングや調査業務に従事する傍ら、農山村地域の自立・自律に関する研究などにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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