内容説明
発し続けた警告。「私たちは、“原発震災前夜”にいる」。フクシマ前夜の熱論。原子力推進勢力はそれに耳を貸さなかった。災厄は、起こる前に予測し、対策を講じ、防止することこそが肝要なのに、起こってみなければわからなかったのだ。
目次
第1章 福島第一原発を地震・津波が襲った(福島原発震災―二度とくり返さないために;日本列島全域の大地震活動が促進されるか)
第2章 地震列島の原発震災(原発震災とは;浜岡原発震災を防ぐ ほか)
第3章 科学と科学者の責任(地震学と社会;科学者として)
第4章 安全神話と危機管理(「原発震災」を回避できるか?;原子力発電所の危機管理 ほか)
第5章 自然の摂理に逆らわない文化(自然の摂理に逆らわない文化を;経済、産業構造から見直そう ほか)