目次
1 規則を変える(中間管理職への攻撃;忠誠心の意味)
2 危機に瀕するコミュニティー(第一の衝撃;自立への引きこもり;箱の壁―参加型経営の失敗;忠誠心のわな)
3 新しい関係(突破―目的を共有するコミュニティーをつくる;浮上しつつある雇用関係;結論―プロフェッショナルとしての管理職)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
4
80年代に激変するまでは、アメリカにも日本と同じような会社にすべてを預ける時代があったことがよくわかる本。日本社会特殊論には歴史への目配りが欠如していて、近代産業という共通項を控除しないと国ごとの社会的な特徴は見えてこないことを痛感する内容でした。個人的には、著者が自分の仕事とキャリアだけに関心を持つ意識と、集団に属していなくても仕事仲間には責任を持つ意識を分けているのには目からうろこが落ちました。個人志向の労働者はむしろ自己表現を世に問う芸術家に近いように感じ、これまでの思考の前提を崩されました。2025/04/11




