AI、IoTを成功に導くデータ前処理の極意

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AI、IoTを成功に導くデータ前処理の極意

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  • サイズ B5判/ページ数 232p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784822292652
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C3055

出版社内容情報

AIモデルの精度向上を実現する実践的なノウハウをやさしく伝授 プログラミングの知識なしに、データ前処理を体験できます。AIモデルの精度向上を実現する実践的なノウハウをやさしく伝授

今、IoT(Internet of Things)の分野でAI(人工知能)の活用が急速に広まっています。ただし、実業務において成果を得るまでに到達できる企業はごくわずかでしょう。その主な原因は、AIにおける学習モデルの精度にあります。AIにとってデータの良しあしが最も重要な点はよく知られていますが、現実にはAIに適したデータを収集するのは容易ではありません。

ではどのようにデータを収集すればよいでしょうか。その答えは、「データの前処理」にあります。本書は、日立産業制御ソリューションズ AI&ビッグデータソリューションセンタが取り組んできた、IoTで生まれるビッグデータをAIに与えるためのデータの前処理に関する実践的なノウハウを事例に基づいてまとめたものです。

本書前半の1章、2章では、データ利活用におけるデータ前処理の重要性について紹介します。後半の第3章以降では、IoTやAIにおけるデータ活用プロセスについて、より実践的に解説します。各章では、データ分析ツールを用いた実践方法を掲載しています。プログラミングの知識なしに、データ前処理を体験できます。

本書の読者は、IoT、AI、ビッグデータ解析の導入に興味を持っている、あるいは、すでに導入されている企業の経営層、CIOをはじめ、情報システム部門や企画部門といった関連する方々、実務的なデータ活用プロセスを学びたい学生を対象としています。特に、IoT、AI,ビッグデータ解析を導入する意欲がありながら、技術面・費用面で踏み切れないでいる企業の方々に読んでいただきたいと思います。


第1章 AI、IoTが日本で進まない本当の理由

第2章 データの前処理とは何か
 2-1 なぜデータの前処理が重要なのか?
 2-2 データを磨くバリューアップ

第3章 AI、IoTにおけるデータ活用プロセス
 3-1 データ活用の標準プロセス
 3-2 プロセス1:ビジネスの理解
 3-3 プロセス2:データの理解
 3-4 プロセス3:データの準備
 3-5 プロセス4:モデリング
 3-6 プロセス5:評価
 3-7 プロセス6:展開

第4章 実践ステップ(1)「ビジネスの理解」、ステップ(2)「データの理解」
 4-1 分布の中心傾向
 4-2 分布のばらつき
 4-3 分布の視覚化
 4-4 データの尺度
 4-5 データの品質検査
 >>データ分析ソフトで実践!「データの理解」

第5章 実践ステップ(3)「データの準備」
 5-1 データの選択
 5-2 データのクリーニング
 5-3 データの構築
 5-4 データの統合
 5-5 データのフォーマット変換
 >>データ分析ソフトで実践!「データの準備」

第6章 実践ステップ(4)「モデリング」
 6-1 線形回帰モデル
 >>データ分析ソフトで実践!「線形回帰モデル」
 6-2 ロジスティック回帰モデル
 >>データ分析ソフトで実践!「ロジスティック回帰モデル」
 6-3 クラスターモデル
 >>データ分析ソフトで実践!「クラスターモデル」
 6-4 ニューラルネットワークモデル
 >>データ分析ソフトで実践!「ニューラルネットワークモデル」
 6-5 決定木モデル
 >>データ分析ソフトで実践!「決定木モデル」
 6-6 アソシエーションモデル
 >>データ分析ソフトで実践!「アソシエーションモデル」

第7章 実践ステップ(5)「評価」、ステップ(6)「展開」
 7-1 目的変数が量的変数のときの指標
 7-2 目的変数が質的変数のときの指標
 7-3 分析結果をまとめる
 7-4 精度目標に達しなかった場合
 7-5 精度目標に達した場合
 7-6 運用手順などに組み込む
 7-7 設備の交換や追加
 7-8 業務と連携したシステム化

第8章 実践ステップ(7)データのバリューアップ手法
 8-1 データソース結合時のフォーマット確認作業
 8-2 機械などの特性を確認し考慮する作業
 8-3 業務時間や機械の稼働時間を確認する作業
 8-4 入力ルールを確認する作業
 8-5 データを変換する作業
 8-6 ばらつくデータや季節性を考える作業
 8-7 目的変数を作る作業

付録 データ分析ソフト 「KNIME」の使い方


日立産業制御ソリューションズ[ヒタチサンギョウセイギョソリューションズ]
著・文・その他

内容説明

AI精度アップの実践法を解説。ビッグデータを宝の山にする。

目次

第1章 AI、IoTが日本で進まない本当の理由
第2章 データの前処理とは何か
第3章 AI、IoTにおけるデータ活用プロセス
第4章 実践ステップ1「ビジネスの理解」、ステップ2「データの理解」
第5章 実践ステップ3「データの準備」
第6章 実践ステップ4「モデリング」
第7章 実践ステップ5「評価」、ステップ6「展開」
第8章 実践ステップ7 データのバリューアップ手法
付録 データ分析ソフト「KNIME」の使い方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

7a

4
想定以上に技術寄り。データクレンジングの必要性と方法。2018/09/25

ninni

3
機械学習の一連の流れを初心者向けに説明してくれている。自分は初心者なので助かった。 2021/01/11

即書評

3
AIの仕組みを理解することでAIにどんなデータを与えるべきか分かります。 本書はそれを理解するきっかけになるはずです。 詳しい書評はこちら https://sokusyohyou.com/post-1336.html2018/10/01

tk70

1
IoT(センサーデータ)のデータ処理についての初心者向けの本。生のセンサーデータをそのまま機械学習しても精度が悪いので前処理をする必要がある。前処理とKNIMEによる機械学習の解説があるが、どちらも表面的なのが残念。まったく機械学習について知らない人には良いかもしれないが、内容は薄いと感じた。2019/02/02

dahatake

0
私にとっては既知の内容が殆どでした。データの話には具体例が少ないと理解や納得感が少ないですね。数学と一緒で。2020/10/05

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