スタンフォード物理学再入門 量子力学

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スタンフォード物理学再入門 量子力学

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822285425
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C0042

出版社内容情報

「量子力学が奇妙なものであることは
誰もが知っている。
しかし、どのように奇妙であるかを
正確にいえる人は、ほとんどいない」(本文より)

ひも理論の先駆者で、ホーキング博士との
「ブラックホール論争」で有名な
サスキンド教授による、美しい量子力学の解説。

「社会人向けの講座をもとにしていることから、非専門家を対象とした読み物かと思って手にすると、予想外の手強さに面食らうかもしれません。内容は決して平易なものではありません。むしろ、量子力学をまったく学んだことがない人にとっては、難しい本に違いありません。
 初学者には難しい本かもしれないと書きましたが、だからといって、量子力学の一般的な教科書を読むことに比べれば、概念の説明に十分な紙面を割き、シュレディンガー方程式を解く数学的技法に固執しないという点で、読破するのに長い時間はかかりません。」
(訳者あとがきより)

第1章 系と実験
第2章 量子状態
第3章 量子力学の原理
第4章 時間と変化
第5章 不確定性と時間依存性
第6章 結合系:絡み合い
第7章 さらに、絡み合い
第8章 粒子と波
第9章 粒子の力学
第10章 調和振動子

【著者紹介】
1978年よりスタンフォード大学の理論物理学の教授を務める。カリフォルニア州パロアルト在住。ひも理論の先駆者として知られる。ニューヨークで育ち、成人してすぐの頃は父親と同じ配管工のしごとをした。シティカレッジ・オブ・ニューヨーク(CCNY)の工学部に進み、コーネル大学で理論物理学の博士号を取得。1969年、南部陽一郎と同じ時期にハドロンのひも理論に到達した。ブラックホールに吸い込まれた量子の情報は失われると主張するスティーブン・ホーキングに対抗して、ゲラルド・トフーフトとともに情報は失われないとする論陣を張る。トフーフトとの共同研究の成果として、ブラックホールの奇妙な相補性の原理やホログラフィック原理を見出し、理論物理学に深い影響を与えた。著書に『宇宙のランドスケープ』『ブラックホール戦争』『スタンフォード物理学再入門 力学』(いずれも日経BP社)など。

内容説明

ひも理論の先駆者で、ホーキング博士との「ブラックホール論争」で有名なサスキンド教授による、美しい解説。

目次

第1章 系と実験
第2章 量子状態
第3章 量子力学の原理
第4章 時間と変化
第5章 不確定性と時間依存性
第6章 結合系:絡み合い
第7章 さらに、絡み合い
第8章 粒子と波
第9章 粒子の力学
第10章 調和振動子

著者等紹介

サスキンド,レオナルド[サスキンド,レオナルド] [Susskind,Leonard]
1978年よりスタンフォード大学の理論物理学の教授を務める。カリフォルニア州パロアルト在住。ひも理論の先駆者として知られる。ニューヨークで育ち、成人してすぐの頃は父親と同じ配管工のしごとをした。シティカレッジ・オブ・ニューヨーク(CCNY)の工学部に進み、コーネル大学で理論物理学の博士号を取得。1969年、南部陽一郎と同じ時期にハドロンのひも理論に到達した。ブラックホールに吸い込まれた量子の情報は失われると主張するスティーブン・ホーキングに対抗して、ゲラルド・トフーフトとともに情報は失われないとする論陣を張る

フリードマン,アート[フリードマン,アート] [Friedman,Art]
データ・コンサルタント。ヒューレット・パッカードで15年間、ソフトウェア・エンジニアとして勤める。生涯を通じて物理学を学ぶ。カリフォルニア州マウンテンビュー在住

森弘之[モリヒロユキ]
首都大学東京理工学研究科物理学専攻教授、理学博士。慶應義塾大学理工学部物理学科卒業。専門は理論物性物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

10
力学編に続き2巻目は量子力学。通常の教科書とは違い、シュレディンガー方程式に入る前に、ブラケットベクトルに演算子を作用させて計算することから始まり、ひたすら数学という感じで、終盤近くにならないと量子力学という感じがしない。量子力学らしい効果(トンネル効果とか)については触れられていない(見落としてなければ)。2018/08/17

がくちゃびん

5
力学編の読了から一ヶ月半かけてようやく量子力学編を読了。力学編の内容は概ね学生時代に習ったことの復習となるためにサクサク読み進めることができたけど、今回の量子力学は初めて習う内容が目白押しだったので非常に手こずりました。それでもケットベクトルやハミルトニアンの演算子としての考え方などのエッセンスを学べたのはとても大きかったです。次の相対論編の発売が待ち遠しい!2017/04/10

御光堂

4
前編『力学』に引き続き読んでみた。とりあえず概略をつかむため細かい計算を自分で追わないでざっと読んだ。量子力学の本というとシュレディンガー方程式の解き方を述べたようなものもあるが、これはそれより、ブラケット記法を使い演算子中心に量子力学の数学的な原理を主に記述してある印象。生成消滅演算子が計算上の便宜的なものなのか本質的なものなのかはよく分らなかった。ちゃんと計算を追いながら精読の必要あり。2018/03/02

ピリカ・ラザンギ

3
手を動かさずに読んだのでなるほどわからん(手を動かせばわかるとは言ってない)という風になったが、読むだけでも大変。量子絡み合いとそれぞれのスピンの積状態など古典力学(直感的)では無理なやつを数式と操作でゴリっとやり、そして古典力学が近似しているものを波動関数や確率密度でやっていく(っぽい)2017/11/08

suudon0014

0
量子力学は古典力学とどこが同じもしくは類似していて、どこが根本的に異なるかを丁寧に説明している点が非常に分かりやすかった。 前提知識としては同シリーズの力学の内容と、大学レベルの行列演算の基礎的なものがあれば十分だと感じた。2025/05/09

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