内容説明
オブジェクト指向と関数型言語の本質をズバリ解説。１０年後も通用する“基本”を身につけよう。
目次
オブジェクト指向はソフトウエア開発を楽にする技術
オブジェクト指向と現実世界は似て非なるもの
ＯＯＰを理解する近道はプログラミング言語の歴史にあり
ＯＯＰは無駄を省いて整理整頓するプログラミング技術
メモリの仕組みの理解はプログラマのたしなみ
ＯＯＰがもたらしたソフトウエアとアイデアの再利用
汎用の整理術に化けたオブジェクト指向
ＵＭＬは形のないソフトウエアを見る道具
現実世界とソフトウエアのギャップを埋めるモデリング
擬人化して役割分担させるオブジェクト指向設計〔ほか〕
著者等紹介
平澤章［ヒラサワアキラ］
１９６１年生まれ。ウルシステムズ株式会社勤務。大手金融機関向け第３次オンラインシステムをはじめとする多数のシステム開発を経験した後、技術コンサルティング業務に従事し、２００１年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
74
"コンピュータは「決まりきった仕事」と「覚える仕事」が得意"（P234）。あっさり言ってくれるけど、従来からある人間の仕事をかなり奪う脅威の言葉。日本の義務教育の最終目的はこの2つにあると思うから。コンピュータに「使われる」のではなく、コンピュータを「使う」側に回らなければならないと改めて感じた。2014/04/18
デビっちん
20
サラッと概要だけ知って、なんとなくわかった気になって使っていたオブジェクト指向を、しっかりと学べたと思います。オブジェクト指向を知る過程で、機械言語の誕生から高級言語を経てOPPが生まれた等、言語の歴史も知れたのがよかったです。2018/09/30
内藤銀ねず
15
仕事で Mac を使用していて、自動化のために AppleScript でプログラムを組むことがあります。ところが AppleScript が、くだんの「オブジェクト指向」言語だというので読んでみました。ここに書かれていた「クラスベース」の書き方とは別物だったのですが、基本的な考え方は充分役に立ったと思います。特に、私は8bit PC時代(Z80A)のパソコン少年だったため、プログラミング言語の進化については身をもって理解しましたよ。なるほど、今はこうなっているのか…。
あまつ
15
随分時間がかかったが、読了。オブジェクト指向言語に手を出したりやめたりで、その理由が「結局何が有用なの？」みたいなところがあったのだと思うけど、言語の歴史から始まり、オブジェクト指向のクラスなどがなぜ有用なのかに繋がって非常に理解しやすく腑に落ちた。以降の勉強の視点が変わると思う。この「なぜ〜」シリーズは良書多い。2021/09/04
ショウジ
14
【再読】2周目。クラス、ポリモーフィズム、継承と基本的な言葉と1回目よりは理解が深まりましたが、実際の開発ではどのようにそれぞれを適用するのだろうと疑問が残りました。うーん、実際にオブジェクト指向で作り始めるとわかるのかな。2016/11/08
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