出版社内容情報
生命の基本構成要素であるDNAをベースにした分子レベルのコンピューティングの可能性を、一般読者向けに解説した、初のポピュラーサイエンス本。
内容説明
世界初の遺伝子コンピュータから、人工生命の創生まで、コンピュータ科学と生物学の新しい出会い。
目次
第1章 生命の論理
第2章 マシンの誕生
第3章 極小の世界に余裕あり
第4章 TT‐一〇〇
第5章 ゴールドラッシュ
第6章 空飛ぶ魚とファインマン
第7章 スクラップヒープ・チャレンジ―ゼロからの挑戦
著者等紹介
エイモス,マーティン[エイモス,マーティン][Amos,Martyn]
DNAコンピューティング分野の博士号を世界で初めて取得した気鋭の研究者。すでにこの分野の専門書籍を2冊執筆。現在、英国マンチェスターメトロポリタン大学の上級講師
ギボンズ京子[ギボンズキョウコ]
上智大学理工学部卒。愛知県立大学外国語二部卒。理学士。文学修士。国内外で実務経験を経たのち医薬看護系を中心に翻訳に従事。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
研究者によるバイオコンピューティングの本2023/05/21
おちこち
1
研究者によるバイオコンピューティングの一般向け解説書。コンピュータの成り立ちと生物学の進展の説明から始まり、実際に試験官の中で数学の問題を解いたり、DNAや分子で計算機をつくろうとする研究などを実際に研究している立場から書かれているため、知識がなくてもわかりやすく面白い。生物学と計算機科学が融合することで新しい科学のパラダイムが生まれてくるところはとても興味をそそられる。2014/06/21
driver1988
0
今年(2010年)の3月にベンターが人工生命を作ったという話をディスカバリーチャンネル『http://www.nicovideo.jp/watch/sm11191159』でやっていた。番組によると相当の応用範囲だという。不可能を可能にしたベンターチームの執着心と努力に素直に拍手したい。こうゆう進歩を見ていると科学というものはどこでブレイクスルーが起きるのか、つくづく予想できないものである。2011/01/24
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