出版社内容情報
XMLの問い合わせ(クエリー)言語XQueryを解説。XQueryの概要を説明したあと、具体的な操作とアプリケーション作りを紹介。
内容説明
本書は、XQueryというクエリー言語(検索のためのプログラミング言語)の使い方を中心に、データベースを使ったXMLデータの活用方法を紹介しています。XQueryはデータベースに保存したXMLを検索するためのクエリー言語の標準です。XMLをツリー構造のまま保存し、結果もツリー構造で取り出すことができます。このようなニーズは世の中にたくさんあります。保存されるデータや取り出すデータを、ツリー形式でも考える時代がこれからやってきます。XQueryの文法は、SQLと似ている部分が多いため、これまでSQLを使って従来からデータベース開発をしている人には親しみやすいかもしれません。しかし、基本的にフラットな表形式であるRDBと、ツリー構造であるXMLではデータの扱い方がだいぶ異なります。そういう方のために、本書ではXMLの基本的な知識も解説しています。
目次
第1章 XQueryとXMLデータベース(XQueryとはなにか;広がるXMLの利用;XMLの保存方法)
第2章 XMLの基礎(XMLの基本文法;XMLプログラミング;スキーマ言語)
第3章 XQueryの基礎(SQLとXQuery;データ・モデルとXPath;XQuery解説)
第4章 XML DBを動かしてみよう(DB2のインストール;XMLデータベースの作成;XMLデータの検索と更新;索引付けと検証)
第5章 XQueryを使った実用アプリケーション(EclipseとTomcatのインストール;Webアプリケーションを作る;Ajaxアプリケーションを作る;RSSの収集)
著者等紹介
菅原香代子[スガハラカヨコ]
日本IBM入社後、スーパーコンピュータの研究、MVSやAIXのエンジニアとしてお客様の技術支援を担当。1993年、オープン・プラットフォーム用リレーショナル・データベース「DB2」の発表以来、データベースに関する技術支援を行う。最近は、DB2に関する書籍や技術資料の執筆、外部セミナーの講師など活動を広げている
米持幸寿[ヨネモチユキヒサ]
1987年、メインフレーム系基本ソフトウェアの障害担当エンジニアとして日本IBM入社。障害解析ソフトウェア、ワークフロー・システム、Webシステムなどの開発を通してオブジェクト指向、分散システム、C/C++、Javaなどを経験。2000年6月よりソフトウェア事業に移籍。テクノロジー・エバンジェリストとして技術啓蒙を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。