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内容説明
シェールガス革命、再生可能エネルギー、電力システム改革…。22人の論客が斬る。
目次
第1章 再生可能エネルギー(固定価格買い取り制度の功罪―先行した欧州で電力高騰日本は開発支援へ舵を;先進国ドイツで顕在化した課題―火力事業に大きな負担新たな技術と制度が必要に ほか)
第2章 シェールガス革命(日本の輸入拡大は実現するか―過大な期待は危険量より価格を利用せよ;日本経済への波及効果―水資源が支える革命の核心日本企業にビジネスチャンス ほか)
第3章 電力システム改革(電力自由化と発送電分離―「電力価格下がる」は早計競争促す仕組み作り慎重に;「成長戦略」を支えるために―アベノミクスを成功させる処方箋正しい「歴史認識」が必要 ほか)
第4章 エネルギー戦略(革新的エネルギー・環境戦略―責任逃れの政府方針経済への影響を盛らず;エネルギー基本計画の見直し―堅持すべき「4つの視点」原発利用の現実解示せ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshiki Ehara
1
震災後の日本のエネルギーを巡って、産業、環境、電力事業など様々な立場からの議論を紹介する。「日経エコロジー」連載の再構成なので情報が(比較的)新しく、読みやすい。しかも、読み応えは十分。取り扱うテーマは、再生可能エネルギー、シェールガス革命、電力システム改革、そしてエネルギー戦略。これらのキーワードにピンと来たら、即、買いです。立場が違えば主張も異なるが、エネルギーの選択はどのような社会を選ぶかという選択であり、長期的な視野で議論する必要があるという認識は、本書に登場する識者に共通している。2013/12/12
ねこじた
0
雑誌連載がベースのため1章ごとに話題が完結しておりわかりやすくできている。ただ裏づけデータが何度も出てきたり著者が偏っているようにも感じた。 面白いと思ったのは、原発推進派の澤氏と自然エネルギー推進論者の対談。経済・地球環境・国民生活・外交・国家財政・・・何を重視すべきか、という点で両者の認識の隔たりが埋められないほど大きい。 スマートメーターのセキュリティ問題は目から鱗。2014/06/25
O. M.
0
日本の、主として電力と周辺エネルギー政策についての現状分析・政策提言集。一つ一つの論説が短く、ワンテーマでポイントが絞られており、専門外の方でも読んで理解しやすく書かれています。特に、荻本先生や松村先生の章での再生可能エネルギー先進国の欧州における従来型火力発電所への投資事情、橘川先生による東電リストラ案など、傾聴に値する現実的な議論がなされています。また個人的には、スマートメータのセキュリティ問題と、シェールガス開発と水資源の関係について、勉強になりました。2013/12/29
dahatake
0
エネルギーの本は、新しいモノに尽きる。2013年の情報は古い。 エネルギー、CO2排出などが家庭や事業者など、どこからどれくらいの割合で消費されているのか?その変化というデータをベースにした議論が少ない。風力はよっぽどの技術革新がないとエネルギー効率とメンテナンスでマイナスなのに。 また、エネルギーは運搬効率が大変重要なのに、その観点が無い。お金の話が殆ど。これは誰に話を聞くのか?という編集部の能力かなと思う。 当時の重要議論を知るのには良いかもしれないが。 私の知りたい内容は少なかった。2022/01/27
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