内容説明
夏祭りと花火大会、商店街に「居間」が出現、「トゥクトゥク式」送迎サービス、集会場がミニ四駆サーキット、DIYできる賃貸物件、シェアハウス、クラインガルテン。今と未来を楽しむヒント、「団地R不動産」が考える団地ライフ。
目次
団地の住み方―素敵に団地に住んでいる人たちを訪ねました。(毎日が自然浴、子どもとの豊かな時間;ここが東京!?見渡す限り森の団地;コミュニティーの温かさに包まれて ほか)
団地の使い方―巧みに団地を使っている事例を見つけました。(電気、ガス、水道、アート完備!?;若者も高齢者も「場」をシェアするダンチ;マルシェで団地を「開く」 ほか)
アイデア/企画―団地を生かすアイデア、考えてみました。(団地リノベーションのアイデア;あえて新築団地を提案;団地の1階を楽しくしたい! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kum
26
子供の頃は団地や社宅を古くて狭いとしか思っていなかった気がするが、今となってはあのご近所さんとの距離の近さや昭和の間取りが懐かしい。古き良きを大事に快適に生まれ変わった団地の数々を楽しく眺めた。リノベ済み団地を購入したり、老後は団地に住んでみんなで助け合いながら暮らしたいと言っている友人も身近にいるし、母もひとりになったらそれもいいなと言っていた。私もこれからの住まいの候補のひとつに。2022/10/18
kotte
11
「団地に住もう」という題名から想像できるように、団地に住んでいる人のライフスタイルを追いかけるとともに、そのライフスタイルを支える団地を写真と文章で説明しています。個人的には「AURA243多摩平の森」の外壁の色が好きです。うちの団地もこの色に塗ってくれないかな…2017/01/27
tkkr
10
いま、そこかしこでは雨後の竹の子のように立派なタワーマンションがニョキニョキ成長しておりますが、わたしはどちらかというと古びた団地のほうに惹かれてしまうのです。とはいえ団地には騒がしかったり猥雑なイメージもあります。でもこの本にでてくる団地は明るくてのびのびしていて、そこに住まう人びとは、老いも若きも生きることを楽しんでいるふうに見えました。とくに、周囲との共生というものを。巻末の「団地を生かすアイデア」もめっちゃおもしろい。いち団地ファンとして、団地の魅力に気づくひとが増えることを祈ってます笑2017/01/31
kenitirokikuti
5
図書館にて。2012年刊行。おしゃれめな不動産サイト運営による、団地住まいライフスタイル本。昭和ポップがグローバルに発見されてナウくなってるのだが、団地も昭和レトロ的にナウいのかもしれない▲築40年の古い団地(60年代後半)の内装リニューアルのビフォーアフターするページがあった。建てられたとき、クーラーどころか冷蔵庫や洗濯機を置くなどということは想像されていなかった。ダイニングキッチンと水洗便所、風呂、シリンダー錠が先進的であった頃である。南北の窓を開けると室内を風が通り、風呂場にタライを置いて洗濯する2022/03/14
仮面堂
3
漆喰壁と畳が好きなので、結果的に団地を始めとする古い物件にばかり住んでいます。団地の良いところ、今後の可能性に目から鱗。2015/06/18