内容説明
徳島県神山町。山深いこの町に、若きクリエイターや起業家が集う。なぜ徳島の片田舎に若者たちが吸い寄せられるのか。新しい働き方、クリエイティブを生む場づくり、地域再生の方法論、不確実を楽しむ生き方―。現代の日本人が抱える課題の答えがここにある。
目次
1 新スポットが続々誕生!―発展する田舎、神山の「歩き方」(梅星茶屋―パスタ、お好み焼き、梅星!;薪パン―町民に愛される神山のパン屋;カフェ・オニヴァ―辺境に生まれたオーガニックなビストロ ほか)
2 それぞれの再始動―なぜ“生み出す人”はここに集まるのか?(雇用増こそ地域の希望―“えんがわ”に集まるそれぞれの明日;仕事はどこだってできる!―サテライトオフィスはこの会社から始まった;「踏み出せば違う扉が現れる」―辺境のビストロ、カフェ・オニヴァの挑戦 ほか)
3 創造を生む空気の正体―「神山」をつくり上げたグリーンバレーの奇跡と軌跡
著者等紹介
篠原匡[シノハラタダシ]
日経ビジネスクロスメディア編集長。1975年生まれ。1999年慶応大学商学部卒業、日経BP社入社。日経ビジネス記者や日経ビジネスオンライン記者を経て、2012年10月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
39
気づき、行動。無理しないで、まず前進!根底に無私。文化が根付くのは人。輪となり拡がる価値観に、街作り、そして(表題の言葉でもある)プロジェクトのあり方も垣間見る。グリーンバレーの哲学。特に、目先の労苦を惜しまず自身の資産とする姿勢に共感。大南氏のNPO立ち上げの理由も印象的。現代社会の問題を踏まえた生き方の模索であり選択肢。登場された1人1人に輝きを感じるなぁ!2014/07/06
yamaneko*
39
全国一の高速通信網、「お接待」文化と地域を愛する人たち。試行錯誤のプロセスは、日本各地のこれからに活きるヒントがたくさんありそう。一度行って、空気に触れてみたい。2014/05/17
おいしゃん
37
徳島の山奥に、クリエイターやサテライトオフィスなどが集うこんな街があったとは。日本もまだまだ知らないところばかり、ここもぜひ訪れてみたい。2019/01/08
ガクガク
37
サテライトオフィスやクリエイティブな人材の移住で、全国から今熱い注目を浴びる徳島県神山町の取材リポート。町内の注目スポットの紹介、移住者たちの物語、そして取組みの中心的存在であるNPOグリーンバレーの軌跡という3部構成。以前何かの仕事の機会に「アダプト・プログラム」の日本での歴史を調べた際に、この神山町の大南さんに行き着いたことを思い出した。やはり20年以上の地道な取組みと軌跡の延長線上に「今」があると理解した。そして最も大切なのは「こと」や「もの」ではなく、「人」であることも改めて強く再認識させられた。2014/03/25
壱萬参仟縁
26
創造農村と思われるクリエイティブを生む場づくり(13頁)。民家をリフォームして自営業をやっている印象がある。Hidden Libraryは’12年12月に誕生(48頁~)。随所に魅力的な場、人が住まい、働く、理想的な田舎という感じ。あんな先に歯医者があるのか、という写真もある(117頁)。そこも不思議なところ。ココドクターが世界を放浪、モノやカネが中心でない生き方に触発されたようだ(123頁)。歯は健康の源。 2015/03/12
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