角川新書<br> 八九六四 完全版―「天安門事件」から香港デモへ

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八九六四 完全版―「天安門事件」から香港デモへ

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  • サイズ 新書判/ページ数 392p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040823966
  • NDC分類 222.077
  • Cコード C0295

出版社内容情報

第50回大宅壮一ノンフィクション賞、第5回城山三郎賞をダブル受賞した傑作ルポの完全版。
2019年香港デモと八九六四の連関を描く新章を収録!

「“その事件”を、口にしてはいけない」
現代中国最大のタブー、天安門事件に迫る!
1989年6月4日。変革の夢は戦車の前に砕け散った。
毎年、6月4日前後の中国では治安警備が従来以上に強化され、スマホ決済の送金ですら「六四」「八九.六四」元の金額指定が不可能になるほどだ。
あの時、中国全土で数百万人の若者が民主化の声をあげていた。
世界史に刻まれた運動に携わっていた者、傍観していた者、そして生まれてもいなかった現代の若者は、いま「八九六四」をどう見るのか?
そして、事件は2019年の香港デモにどう影響したのか? 歴史は繰り返されるのか? 
中国、香港、台湾、そして日本。60名以上を取材し、世界史に刻まれた事件を抉る大型ルポ。
語り継ぐことを許されない歴史は忘れ去られる。これは、天安門の最後の記録といえるだろう。
●“現代中国”で民主化に目覚めた者たち 
●タイに亡命し、逼塞する民主化活動家
●香港の本土(独立)派、民主派、親中派リーダー 
●未だ諦めぬ、当時の有名リーダー
●社会の成功者として“現実”を選んだ者、未だ地べたから“希望”を描く者 etc.

※本書は2018年5月に小社より刊行された単行本を改題の上、修正し、新章を加筆したものです。
【目次】
序章 君は八九六四を知っているか?
第一章 ふたつの北京
第二章 僕らの反抗と挫折
第三章 持たざる者たち
第四章 生真面目な抵抗者
第五章 「天安門の都」の変質
第六章 馬上、少年過ぐ
終章 未来への夢が終わった先に   
あとがき
新章 〇七二一 香港動乱
主要参考文献

内容説明

1989年6月4日、中国の“姿”は決められた。現代中国最大のタブーである天安門事件。あの時、中国全土で民主化の声を上げた数百万人の若者は、果たしてどこに行ったのか?中国、香港、台湾、そして日本。60名以上を取材し、世界史に刻まれた事件を抉り、大宅賞と城山賞をダブル受賞した傑作ルポ。2019年香港デモと八九六四の連関を描く新章を収録した完全版!この取材は、今後もう出来ない―。

目次

序章 君は八九六四を知っているか?
第1章 ふたつの北京
第2章 僕らの反抗と挫折
第3章 持たざる者たち
第4章 生真面目な抵抗者
第5章 「天安門の都」の変質
第6章 馬上、少年過ぐ
終章 未来への夢が終わった先に
新章 〇七二一―香港動乱

著者等紹介

安田峰俊[ヤスダミネトシ]
1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部東洋史学専攻卒業後、広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2018年に『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で第5回城山三郎賞、19年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinkin

116
「天安門事件」から30年が過ぎた・仕事先で会社の方と雑談をしているときこのニュースが流れた・「自国民に銃を向ける国なんて・・」という言葉が洩れた。しかし読んでゆくうちにあの事件のことはもう遥か彼方という当時活動していた人々からうかがえた。日本の学生運動もあれから50年以上経てばもう活動していた方も高齢だ。それが話題になることはほとんどなくなった。結局大きな歴史の流れに飲み込まれる歴史の1ページなんだな。習政権の思うがまま、人民共和国の名をそろそろ返上したらよいのに。図書館本2022/11/10

ちゅんさん

41
天安門事件について何も知らなかったので勉強になった。「中国の民主化などファンタジーだ」、「中国は4000年の歴史を経ても何も変わりはしなかった。〜アヘン戦争、日清戦争、国共内戦、文化大革命を経ても変わらなかった。中国に民主主義が根付くなんていう意見はジョークとしか思えない。」私もそう思う。2023/06/22

KF

24
この所、外国史に関する本を数冊読んだ。 今回は1989年の中共。この時代だと最早最近の部類。 東独も同様。 越南戦争となると「親世代に聞けば知ってるかもね」で、満洲となると「祖父母でわかるかなぁ」で、渤海となると「専門の先生に聞かんと」ですね。 2018年初版のこの本でも全体に「忘れ去られているか、共産党に消し去られているんだろうな」と思うし、著者もそう書く。 最近の香港の報道でもこの五年で八九六四に関わる集会や演説もまばらと。 初版から時間も経ち反中共の空気も強くなった。 でも変わらんよ、と読み終えた。2024/06/17

バズリクソンズ

21
天安門事件を知る上では、不十分なテキストであると思ったのが率直な感想。著者自身が当時の事件のデモ参加者の重要参考人に直接取材してまとめた本であるが、取材当時で25年の月日が経過しており、また当事者達の当時の熱量自体が真剣に民主化を訴えての活動とは言えない様な内容であり(中には少数、今でも民主化活動家は紹介されているが)事実を記載している事には疑う余地はなかったが、著書として販売目的でまとめあげるのであれば、もう少し著者自身が盛り上げる様な内容で書き上げれなかったのか?と思う内容で、非常に勿体ない印象でした2022/01/31

さとうしん

20
天安門事件に関わった人々のその後。事件後に「ネットで真実」に目覚めて大変なことになった者もあれば、台湾で学生たちと接し、ヒマワリ学運に影響を及ぼした者もあり。そして天安門事件の負の部分は香港のデモに継承されていく。今回追加の新章ではその継承のありさまが語られる。大陸を見下す香港人の精神が、金やモンゴルに圧迫された南宋人、あるいは清に追い詰められた南明政権の人士と類似しており、ある種の「中華思想」をこじらせてしまっているのが何とも悲しい。2021/04/28

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