出版社内容情報
2020年に向かって国内・海外の不動産・住宅市場はどう動くかを分析。
ロンドンの不動産業は「ウィンブルドン化」している。投資家は外国人であっても、不動産の賃貸・売買の仲介、アセットマネジメント、プロパティマネジメント、
鑑定評価、会計・税務、および法務などのサービス業は国内の企業が担っている。こうしたフィービジネスにとっては、不動産の投資家はどの国の人であってもかまわない。
……東京オリンピックは、実質GDPを0.2~0.3%程度のかさ上げするほどの経済効果(直接効果)をもたらす。それ以上に、オリンピック開催を触媒として、
日本の不動産市場が海外からのリスクマネーをさらに多く集める機会が今後も拡大されることが期待される。[本書より]
【著者紹介】
(早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授)三菱UFJ信託銀行 不動産コンサルティング部住宅金融支援機構 調査部早稲田大学不動産金融研究会
内容説明
2020年に向かって国内・海外の不動産・住宅市場はどう動くか―。実務・理論の両面から、第一線で活躍するプロフェッショナルが詳細に分析。
目次
第1部 金融と経済の論点(世界経済の多極化が進む―経済と住宅価格の成長は等しい;日本経済はリバウンドから実力アップへ ほか)
第2部 不動産市場の論点(取引動向全般―投資先行マーケットに実体が追いつくか?;東京都心部オフィスマーケットの現状と今後の見通し ほか)
第3部 住宅市場の論点(「失われた20年」における住宅市場と今後の見通し;2014年度の住宅着工と2015年度の見通し ほか)
第4部 海外の不動産市場と住宅市場の論点(アメリカの住宅市場;中国の都市化と住宅問題 ほか)
著者等紹介
川口有一郎[カワグチユウイチロウ]
早稲田大学大学院教授。早稲田大学ファイナンス研究科科長。日本不動産金融工学学会会長。アジア不動産学会(AsRES)ディレクター。財務省財政制度等審議会国有財産分科会臨時委員等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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