コンテキストの時代―ウェアラブルがもたらす次の10年

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822250478
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0034

出版社内容情報

5~10年後のテクノロジー動向を解説する画期的な未来予測書。SNSやウェアラブルが普及、コンピュータは先を読み取る力を得る

5~10年後のテクノロジーの行方を見通せる本!
グーグル・グラスなどのウェアラブル・コンピュータ、自動運転車、ウェアラブルと医療との関係、セキュリティなど、今後テクノロジーによってコンピュータ業界がどこに向かい、世界がどう変わるかを解説している画期的な未来予測本。セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフCEOが序文を寄せている。

●ソーシャルネットワークの対話の時代から、「コンテキストの時代」に変わっていくと宣言
初期のコンピュータは単に計算ができるだけのマシンだった。それが進化して、インターネットで接続してブログやSNSを使う「対話の時代」が始まった。そして今後、「コンテキストの時代」が始まろうとしている。コンテキストとは、インターネットに接続した多様なデバイスがユーザーの置かれた環境を文脈として認識しながら動作すること。コンピュータは単にコミュニケーションを仲介するだけではなくて、「織物のようにからみあった現実世界」そのものをリアルタイムに認識、評価してユーザーの能力を拡張する手助けをする。

この動きは、もう始まっている。たとえばアマゾンは、コンテキストを読み取って、ユーザーが発注する前に注文しそうな商品を近くの倉庫まで運んでおくといった予測システムの特許を取得している。今後は、人々の無意識の行動の情報を集め、いかにコンテキストを読み解き、予測していくかという方向に向かうのは間違いない。

●今なにが起こっているか、全体像を示す
モバイル、ソーシャルネットワーク、センサー、位置情報、ビッグデータを「5つのフォース」として紹介。この5つのフォースが発展したことで、ネット業界、テクノロジー業界は大きく変貌を遂げる。その現状、そしてそこからどうコンテキストの時代に行くかを解説する。

序文 マーク・ベニオフ
セールスフォース・ドットコム創業者、CEO─
イントロダクション 迫りくる嵐

01 5つのフォースが未来を支える

02 顧客のコンテキストを読みとる

03 コンテキスト自動車への道

04 自動運転車でドライブする

05 未来をつくる新都会派の人々

06 医療とヘルスケアにも浸透し始める

07 グーグルグラスでのぞく世界

08 なぜウェアラブルが重要なのか

09 パーソナル・アシスタントがやってくる

10 コンテキストのあるわが家は最高

11 ピンポイント・マーケティング

12 信頼こそが新たな通貨

終章 2038年のコンテキスト・テクノロジー
謝辞
訳者あとがき
リンク集

【著者紹介】
米国で人気の技術系のジャーナリスト、ブロガー。特にロバート・スコーブルは、ツイッターで40万、グーグルプラスで500万のフォロワーがいる。共著に『ブログスフィア』(日経BP社)がある。

内容説明

コンピュータがあなたの心と行動を先読みする時代がやって来る!モバイルとウェアラブルが築くテクノロジーの未来図を、米国の著名テクノロジー・ジャーナリストが徹底解説。

目次

5つのフォースが未来を支える
顧客のコンテキストを読みとる
コンテキスト自動車への道
自動運転車でドライブする
未来をつくる新都会派の人々
医療とヘルスケアにも浸透し始める
グーグルグラスでのぞく世界
なぜウェアラブルが重要なのか
パーソナル・アシスタントがやってくる
コンテキストのあるわが家は最高
ピンポイント・マーケティング
信頼こそが新たな通貨

著者等紹介

スコーブル,ロバート[スコーブル,ロバート] [Scoble,Robert]
世界的に著名なテクノロジー・ジャーナリストで、オープン・クラウド・コンピューティング企業のラックスペースに勤務してスタートアップとの連絡を担当している

イスラエル,シェル[イスラエル,シェル] [Israel,Shel]
ライター、企業に対するPRコンサルタント、プレゼンテーションのコーチとして活動している

滑川海彦[ナメカワウミヒコ]
千葉県生まれ。東京大学法学部卒業後、東京都庁勤務を経てIT分野の著述、翻訳業

高橋信夫[タカハシノブオ]
東京都生まれ。学習院大学理学部修士課程修了。富士通等勤務を経て翻訳、著述業。東京農業大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

31
可視化。IoT、Data Miningなどによる利便性向上。頭で考える前に提示、人・物・金が動く。中でも、様々な制約を乗り越える医療面での活用は期待したいエリア。技術面では、やはりSecurity。如何に安心・安全を確保できるかが企業競争力の根底。一方で、過渡な利便性の追求が、怠惰な思考・言動に陥ることはないのかが気になるところ。思考を持った上での選択、かつ人が”成長”する要素は遺した方が良いかなぁ。素直に喜べないのは年齢のせいか・・・。(汗) 2015/02/07

Kentaro

20
「コンテキスト化された社会」では、玄関ドアの前でセンサーが作動し、家の鍵を解錠し、窓は気候に合わせて透明度を変える。スマートガラスには飲むべき薬のメッセージが表示され、学校では子どもたちがスマートガラス製コンピュータ・デバイスを使う。アプリでタクシーを呼ぶこともできるし、家事手伝いロボットが家事を取り仕切る。家ではシャワーの温度を人に合わせて調整し、スマート歯ブラシで歯を磨き、その情報は歯医者に送信される。自動操縦車でホテルに向かい、ホテルから目的に沿ったお祝いを受け、注文の前にウイスキーが席に置かれる。2019/06/06

izw

13
現在の大きな変化は、5つのフォース、モバイル、ソーシャルメディア、ビッグデータ、センサー、位置情報に関するテクノロジーにより引き起こされている。その根底にあるのがコンテキスト。我々各自のコンテキストをとらえ、コンテキストに応じた情報を提供し、コンテキストに応じた推薦を行う、その方向にテクノロジーの進歩が向っている。グーグルグラス、自動運転自動車、PCA(パーソナル・コンテキスト・アシスタント)、ピンポイントマーケティング、など萌芽期にあるテクノロジーを紹介しつつ、25年後の未来を想像している。2015/02/21

Sachi

7
とても面白い内容だった。2014年の発行からだいぶ時を経て今現在起こっている事実として、実感をもって読めてしまうところがすごい… 2020/11/17

マカロニ マカロン

6
個人の感想です:B+。この本は2014年に出版されているため、現在(2019)のAIの動向から見ると内容的にはやや古さを感じてしまうが、現在のAIの最大の課題でもあるコンテンツの充実を的確に指摘している点では、まだ読む価値はあると思う。センサーによって視覚、聴覚、触覚は官能出来るようになったが、まだ嗅覚と味覚は官能できない。また、人の会話のコンテキストを的確に判断するのも難しい。ビッグデータ社会は監視されている社会との指摘はあるものの、全体的にはコンテキスト型のIoTを前向きにとらえた本と言える。2019/03/08

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