• ポイントキャンペーン

ハーバードビジネススクール―不幸な人間の製造工場

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 475p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822247461
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0095

出版社内容情報

英国の新聞記者が実際に体験した「資本主義の士官学校」ハーバードビジネススクールの内幕。世界のリーダーを輩出するHBS学生の実態を赤裸々に描く。
「私たちの社会は、自己陶酔的な表計算屋、パワーポイントのプレゼン屋によってなるほんの一握りの人間の階層に、過大な力を与えすぎてしまったのだろうか?」(本書より)

内容説明

メリル・リンチを破綻寸前に追い込んだスタン・オニール、エンロンを破綻させたジェフ・スキリング、イラク戦争の当事者ブッシュ前大統領、世界を牛耳るハーバードMBAはこうして生まれる!英国人ジャーナリストの留学記。

目次

ノータリンになろう
人生を一からやり直す
隔離された世界
飲んで、騒いで
私はだれ?
世界のリーダーになる?
ベータへ、そしてその先へ
リスクの達人
不安な成功者たち
倫理推進の聖戦士
究極のレバレッジ
カーブを追って
困難で大胆不敵な目標
子どもたちの寝姿が長くなっていくのを眺めながら
卒業
不幸な人間の製造工場

著者等紹介

ブロートン,フィリップ・デルヴス[ブロートン,フィリップデルヴス][Broughton,Philip Delves]
バングラデシュ生まれの英国育ち。1994年ニューカレッジを卒業、2006年にハーバードビジネススクールでMBA取得。デーリーテレグラフの記者としてニューヨーク、パリに勤務。現在は、フリーのジャーナリストとしてフィナンシャル・タイムズなどに寄稿している

岩瀬大輔[イワセダイスケ]
ライフネット生命副社長。東京大学法学部卒業、2006年ハーバードビジネススクールでMBA取得

吉澤康子[ヨシザワヤスコ]
翻訳家。津田塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

12
金を、ビジネスを創る勉強をどれだけやったかの体験記。「不幸な人間の製造工場」という邦題はいかにも日本人受けを狙っている。2013/06/15

FreakyRider

3
実際のHBS生の体験記。MBAの分析も顧客を説得するためのデータでしかない、未来はそんなに予測できるものじゃない、っていう部分は慧眼だった。他にも、簿記には信用などが乗らないから詰まらない、とか。無邪気に憧れていたHBS.MBAを批判的に捉える視点を与えてくれた。加えて昨今やたら感じる経済学の全能感、それの弱点は何か。そういったことも冷静に捕まえることができたと思う。正直、環境や感情を簿記が勘定科目に入れてない以上、経済的合理性ってのは全体としてみると、狭い範囲の合理性でしかないんではないだろうか。2012/03/27

takao

2
☆大局観を持っているのはごく一部の人2023/02/04

銀獅子王の憂鬱

2
金融・証券等の高収入が約束された業界へのゲートウェイとして歪に変化したHBSの話。高収入を求めて奮闘するHBS卒業生はその実、重労働で人間的には決して幸福でないし、富の再分配が果たされない現在の金融業において、その尖兵を育成するHBSは不幸の製造工場なのかもしれない。著者は一環してHBSやその風土に足してシニカルだが、本書はMBAとは?その考え方や学生生活はどうなの?という観点でも読んでも面白いかもしれない。ただし間延びしている感があり、ちょっと傷食気味・・・2010/09/23

ぬまもん(clannnad3)

1
HBSなどの最高学府に行く意味を間違えるorリターンを得る方向にいくと、投資銀行、コンサルファーム等に行ってしまい、家庭などを崩壊させてしまうという典型的な失敗例を紹介。海外のMBAを経験した同僚など曰く、「自分の野望のために、教授と仕事しまくって、友人作りまくって、超強力な人脈と人材を探しに行くところ」と豪語していた。2015/01/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/175359
  • ご注意事項