内容説明
「家」は人生最大のリスクだ。阪神・淡路大震災では死者の8割が「家」による。都市直下型地震では最大5万人規模の被害を想定。「世界で一番地震リスクの高い国」の住宅問題点を抉る。
目次
第1章 地震国日本で生きるということ(地震ハイリスク国家・日本に住むということ;地震の国ジャパンの言葉「ツナミ」は世界の公用語になっている ほか)
第2章 新潟県中越地震と阪神・淡路大震災からの教訓(誰もが想定しなかった被害;地震後、何時間も経ってから火災は発生した ほか)
第3章 凶器になる家から人の命を生かす家に(あなたの家は本当に大丈夫か?;耐震診断とは何をするのか ほか)
第4章 今こそ人の命を守り、日本経済を再生させる住まいの構造改革を(「本当に安心して住める家」は補強だけで実現するのか;せめて地震で死なない必要最低限の補強工事 ほか)
著者等紹介
金谷年展[カナヤトシノブ]
東北大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。1990年富士総合研究所入社。青森県立保健大学健康科学部助教授を経て、2002年4月より慶応義塾大学大学院政策メディア研究科助教授(エネルギー・環境政策)。『生活者重視社会』『循環型社会』『地域資源活用型社会』へ向けた社会システム研究に従事。国土交通大臣諮問機関「国士審議会」専門委員のほか国や地方自治体の委員会の委員を数多く務める
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