出版社内容情報
企業の経営課題に対して、ITを活用した解決策を提案するITコンサルタント。ビジネスにおけるIT活用が必須のものとなった近年、重要性が高まる一方です。そんなITコンサルタントを目指す上では、事業やシステムを企画する能力、関係者へのヒアリング技術、ユーザー側の立場を踏まえた課題を発見する能力、適切な解決策を提案する技術など、広範なスキルが求められます。これらのスキルを身に付けるための大きな手助けとなるのが本書です。
まず、一人前のITコンサルタントと認められるための条件を序章で提示。続く第1章と第2章は、システム企画や要件定義で役立つ数々のワザを紹介します。第3章ではITコンサルタントを目指すあなたにとって参考になる点が多い、事業企画など新しい領域で活躍するITエンジニアの姿を追います。
第4章はユーザー企業のIT活用における重要課題に注目しています。ユーザー企業に提案する機会が多いITコンサルタントであれば、必ず知っておきたい内容です。第5章?第7章では、ITコンサルタントに求められる三大スキルである「情報収集」「問題発見・解決」「提案」のそれぞれについて掘り下げています。さらに第8章では、多忙でも成果を出し続けるトップクラスのコンサルタントが、日々どのように仕事を進めているのかについて、焦点を当てました。
【序章 納得の「ITコンサルタント」七つの条件】
【第1章 社長がうなずくシステムの描き方】
●Intro 手探りで進む本気の業務改革
Point1 上位目的を定める
Point2 ラフな絵を描く
Point3 利用部門の思い込みを取り払う
Point4 素早く検証を繰り返す
Point5 相手目線のストーリーを作る
【第2章 見ざる 聞かざる 書かざる「これだけ」要求定義】
PART1 聞いても出ない、すぐ変わる
PART2 現場が実践する「これだけ」
PART3 「これだけモデリング」のススメ
PART4 曖昧要求が降ってきたらどうする?
【第3章 儲けられるITエンジニア】
●総論 技術力を生かして新たな価値を作る
PART1 新たなITエンジニアのタイプ
PART2 必要なスキル
PART3 学び方、育て方
【第4章 当事者意識がカギ 今問われるユーザー責任】
PART1 サンドバッグ状態のIT部門
PART2 プロジェクトで果たすべき18のポイント
PART3 先進5社のユーザー責任
PART4 ベンダーが取るべき行動
【第5章 業務の情報・知識を「集める」技術】
PART1 ユーザー目線にどう立つか
PART2 悪い「聞き方」、良い「聴き方」
PART3 三つのルールでアドレナリンを出す打ち合わせ
【第6章 ユーザー課題を「考える」技術】
PART1 トップコンサル6人に学ぶ コンセプトの作り方
PART2 技術者も必見! ビジネス立ち上げの成功法則
【第7章 提案・説得の成否の鍵を握る「伝える」技術】
PART1 ユーザーが納得する提案、しない提案
PART2 一歩先に行ける プレゼンテーションのコツ
PART3 現場の困ったシーンで役立つ ロジカル説得術
【第8章 トップコンサルタントの仕事術・時間管理術】
PART1 トップコンサルタントに学ぶ仕事術
PART2 シーン別 頼られる人の時間の使い方
●ビジネスを創る!アイデア発想術
●清水久三子の「聞けない悩み」すべて答えます
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