知財情報戦略自動運転編 - 新たな特許分析法 CD-ROM付

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  • サイズ A4判/ページ数 214p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784822237851
  • Cコード C3053

出版社内容情報

日々進化する知財情報戦略の集大成。エッセンスの紹介と、自動運転車のビジネスモデル予測をテーマに、特許情報を活用し大胆に予測!事業部門、研究開発部門、知財部門による
「三位一体」の知財経営を実現する

「我が社は知財経営を実践している」と断言できる経営者はどれくらいいらっしゃるでしょうか。事業部門と研究開発部門、そして知財部門による三位一体の知財経営の実践は容易ではなく、難儀している企業が大多数に違いありません。

その打開に向けて筆者が提唱するのが「知財情報戦略」です。客観公平な特許情報から得たキーワードを頼りに有用非特許情報を収集し、特許情報と補完分析して戦略提言を導き出します。経営幹部の琴線にも触れ、三位一体の取り組みに昇華することができます。

筆者にとって知財情報戦略は知財コンサルティングにおける強力な武器であり、最近では自動車業界で最注目の「自動運転車」という難題を攻略しました。

同業界の多くの方との面談や熱い議論を通じ、自動運転車の重要性や難易度の高さを痛感しながらも、新たな手法開発/改良を通じて進化した知財情報戦略に支えられ、2016年2月に開催した日経BP社「技術者塾」セミナーでも高い評価をいただきました。

本著は、日々進化する知財情報戦略の集大成です。エッセンスの紹介に加え、自動車分野向け実践例を詳述します。

実践例の1つめは「自動車分野のメガトレンドに基づくEV普及シナリオの仮説/検証」。電気自動車(EV)普及シナリオをテーマとし、筆者が考案した現実解を知財情報戦略で仮説/検証しながら紹介します。

2つめは「自動運転分野の解析事例」。自動運転車における米グーグル社などの脅威をテーマとし、コア技術である認識/判断技術に焦点を当てた母集団上、特にマップ情報の強みを生かしたグーグル社の完全自動運転技術が脅威であることをあぶり出します。

3つめは「自動運転時代の新ビジネス検討」。自動運転車時代のビジネスモデル予測をテーマとし、ビジネスモデル特許情報を利活用して大胆に予測します。


【第1章】知財情報戦略の概論
知財経営の在り姿
知財経営の在り姿事例イメージ
知財情報戦略とは
情報分析のブーメランとは
8つのポイントとは
8つのポイントのフロー
4つの視点の実践例
ポジション把握/ベンチマーク対比
仮説/検証の積み上げ
将来予測
課題解決アプローチ
課題解決アプローチ事例

【第2章】自動車分野のメガトレンドに基づくEV普及シナリオの仮説/検証
自動車産業の位置付け
主要メーカーと世界市場
パワートレーンの多様化
法規制など
自動運転
EV本格普及のネック要因
「ちょい乗り、ちょい充電コンセプト」
母集団規定
出願人ランキング分析
レクタンギュラ連関マップ
ランドスケープマップ
特許分類ランキングなど
ワイヤレス充電分析
自動運転分析
非特許情報検証 
EV普及シナリオのまとめ
ブーメラン分析法とミクロ視点の実践例

【第3章】自動運転分野の解析事例
予備的検討
母集団規定
出願人俯瞰/マクロ
マトリクスマップ/マクロ
トヨタ自動車の特徴/セミマクロ、セミミクロ
ホンダの特徴/セミマクロ?ミクロ
Google社の特徴/セミマクロ、ミクロ
日産自動車の特徴/セミマクロ、ミクロ
デンソーの特徴/ミクロ
GM社の特徴/ミクロ
Daimler社の特徴/ミクロ
Bosch社の特徴/ミクロ
深堀分析テーマの検討
Google社/発明者プロファイル
GM社/発明者プロファイル
Google社/GM社のOS面協働
トヨタ自動車のOS面取り組み
地図情報観点での深堀
「仮説/検証の積み上げ」結果
本解析結果
振り返り

【第4章】自動運転時代の新ビジネス検討
予備的検討
解析方針検討
?案/母集団規定、出願人俯瞰、出願人別技術俯瞰、出願人別特徴分析、新ビジネスモデル
?案/母集団規定、個別分析、新ビジネスモデル
まとめ

山内 明[ヤマウチ アキラ]

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