出版社内容情報
「一人ひとりに寄り添う、きめ細やかコミュニケーション」を実現するソリューションであるマーケティングオートメーションの入門書。
デジタル化の進展で、マーケターの悩みは尽きません。
「マーケティング部と営業部が『犬猿の仲』」「施策が細分化して『作業』に追われ、『戦略』を描けない」「経営陣から投資対効果の追求が厳しくなった」「リード数確保のために自社セミナー開催に追われている」「見込み客リストの数は多いが、生かし切れていない」──。
こうした課題に対して、マーケティングオートメーション(MA)ツールへの期待が高まっています。机上の空論にとどまりがちであった「一人ひとりに寄り添う、きめ細やかなコミュニケーション」を実現するソリューションです。
本書は、マーケティング界のホットワードの1つであるMAを正しく理解し、自社でも導入・活用して成果を上げたいマーケターに向けて、基礎知識を提供します。
特に「リードナーチャリングとリードクオリフィケーション」については多くのページを割き、ペルソナ設計、カスタマージャーニー設計、コミュニケーションシナリオの整理、シナリオ/コンテンツに沿ったスコアリング設計といった、見込み客の育成から評価・選別の手法を4ステップで設計する方法の概要を説明しています。
第1章 デジタル時代のマーケターの苦悩
マーケティング施策に求められる説明責任
デジタル化の進展
買うまでのプロセスが変化している
求められるOne to Oneマーケティング
10万人の見込み客に「担当」を付ける
第2章 マーケティングオートメーションとは?
MA活用の前提となる基本概念「マーケティングファネル」
MAの守備範囲、MAが自動化してくれること
MAが提供する機能群
MAの普及の現状
MAで成果を上げるために、マーケターが行うべきこと
第3章 リードジェネレーション ~質を追求すべきか、量を追求すべきか~
安価なコストと手間で、継続的な関係構築が可能に
リードジェネレーションの手法
リードジェネレーションにおけるコンテンツマーケティングとは
リードジェネレーションにおける「量」と「質」の問題
リードジェネレーションに必要な個人情報とは
社内にリードは埋もれていないか?
すぐに使えるリードを洗い出す「クレンジング」
第4章 リードナーチャリングとリードクオリフィケーション
リードナーチャリングし、リードクオリフィケーションする
取ったリードのうち、すぐに購入につながるのはごくわずか
すぐに購入しない残りの人をどのように育成するか
購入意向を高めるための方策とは
カスタマージャーニーからこぼれた人を救う
「育成」から「評価・選別」の手法を4ステップで設計
(1)ペルソナ設計
(2)カスタマージャーニー設計
(3)コミュニケーションシナリオの整理
(4)シナリオ/コンテンツに沿ったスコアリング設計
MAでスコアリングする
見込み客を顧客へと育てる「シナリオ」とは
4ステップが成功への最短のステップ
コンテンツ、シナリオ、スコアリング作成のTIPS
リードナーチャリングに使うコンテンツはどこにあるか
シナリオの上手なフィードバックの仕方
MAを有効に活用するシナリオ作りのコツ
スモールスタートがキモ
第5章 営業担当者との連携
リードの状態を定義して、「今買う人」を営業へと引き渡す
「リードを渡せば終わり」ではない
SFAとMAが連携するメリットとは
SFAでMAのデータを活用するには
MAの導入がSFAの利用活性化を促す
量から質へ、KPIが変わる
リードを再活用して効果を高める
SFAとMAの連携を上手に進めるコツ
第6章 マーケティングオートメーション導入の先進企業に学ぶ
医療機器を取り巻く環境の変化に、MAを使って対応 ─GEヘルスケア・ジャパン
患者さん視点の医療機器や予防医療にも拡大
デジタルチャネルのマーケティングの取り組みに遅れ
ワークショップで意識の共通化、話すことで気持ちが通う
配信当日に営業の訪問を希望するリードを獲得したパイロットも
人手をかけずにおもてなしを継続
「MAがない時代には戻れない」作業効率は向上、マンション販売の営業手法にも変革 ─日本エスリード
人手によるメールの作成や配信、ABテストに限界を感じる
手作業時代のシナリオをMAに移植、作業効率は4倍に
基本のシナリオは主に2本、物件ごとに微調整して利用
MAのデータを営業に活用し、営業手法が変わる
スコアリングの手法は試行錯誤で改善
MAがない時代には戻れない
第7章 あなたの会社でも始めましょう
MA導入を成功させる3つの要素
【1】自社に合った戦略策定
【2】見込み客に合わせたコンテンツ展開
【3】業務に合わせたシステム導入
導入のためのチェックポイントと導入ステップ
【Step1】:戦略をどのように定めるか
【Step2】:戦略を基にして自社に適した実施内容を設計
【Step3】:導入支援から運用支援まで
【Step4】:より的確な運用のために
まずはスモールスタートから
専門知識のスペシャリティ、導入コンサルの必然性
「戦略」と「コンテンツ」と「システム」がMAを動かす
導入までのチェック項目
目次
第1章 デジタル時代のマーケターの苦悩
第2章 マーケティングオートメーションとは?
第3章 リードジェネレーション―質を追求すべきか、量を追求すべきか
第4章 リードナーチャリングとリードクオリフィケーション
第5章 営業担当者との連携
第6章 マーケティングオートメーション導入の先進企業に学ぶ
第7章 あなたの会社でも始めましょう
感想・レビュー
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M_Study
yyhhyy
牧神の午後
kenn2
romippe