名建築が生まれた現場―世界のトップ設計事務所

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名建築が生まれた現場―世界のトップ設計事務所

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784822200718
  • NDC分類 525.1
  • Cコード C3052

出版社内容情報

一流の設計事務所には、経営にも一流の哲学がある──。
これからの設計組織や働き方を考えるうえで必携の1冊です。レンゾ・ピアノ、ノーマン・フォスター、OMA…。
欧米の著名な設計事務所を7社訪ね、写真とインタビューで現場の躍動感を伝える。

雄弁な建築家であっても、設計事務所の「経営」を語ることはほとんどありません。
有名な建築や計画案が生まれた「仕事場」を見る機会はなかなかないはずです。
世界をまたにかけて活躍する海外建築家の事務所であればなおさら。そうした情報は皆無と
言っても過言ではありません。

本書では、世界的に署名な欧米の7つの設計事務所を、日経アーキテクチュアの記者2人が
現地で取材しました。
主宰者やパートナーのインタビューを交えながら、「設計の進め方」や「経営スタイル」を豊富な
写真とともにお伝えします。

◆取り上げるのは以下の7事務所です。
 1.レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ(イタリア)
 2.フォスター&パートナーズ(英国)
 3.ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(米国)
 4.OMA NYオフィス(米国)
 5.ホプキンス・アーキテクツ(英国)
 6.MVRDV(オランダ)
 7.ゲンスラー(米国)

一流の設計事務所には、経営にも一流の哲学がある──。
これからの設計組織や働き方を考えるうえで必携の1冊です。

【主な内容】
■まえがき

■1章「レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ(RPBW)」
 拡大せず「工房」にこだわる/教えるのではなく「つくる過程」を通して育成

■2章「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PCPA)」
 人材を育み次代に「伝承」/プロ意識を共有し厚遇で組織堅持

■3章「フォスター・アンド・パートナーズ」
 建築を「拡張」する設計集団/組織力とアトリエ的柔軟さで新領域を開拓

■4章「オフィス・フォー・メトロポリタン・アーキテクチャー(OMA)」
 常識の「転換」が推進力/「AMO」が需要掘り起こし「OMA」が形づくる

■5章「ホプキンス・アーキテクツ」
 意匠と科学の「融合」で環境設計に新風/最先端のグリーンビル武器に世界のクライアントを魅了

■6章「MVRDV」
 若さから「脱皮」して成長続ける/挑戦者のDNAを胸に体制一新で拡大目指す

■7章「ゲンスラー」
 5000人の個性を「集結」して成長/社内人材をデータ化し全世界で有効活用

■あとがき

まえがき
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】Renzo Piano Building Workshop(レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ)
 拡大せずに工房スタイルで「成熟」へ
 教えるのではなく「つくる過程」を通して育成
 ◆インタビュー|古参スタッフに聞く
  温かい人柄もレンゾの才能|石田俊二氏|RPBWコンサルタント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】Pelli Clarke Pelli Architects(ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ)
 人材を育み次世代に 「伝承」
 プロ意識を共有し厚遇で組織を堅持
 ◆インタビュー|創業者に聞く
  学びやのような事務所が理想
  シーザー・ペリ氏|創業者、フレッド・クラーク|共同創業者
 ◆インタビュー|古参スタッフに聞く
  厳しい設計報酬の交渉も辞さない
  光井純氏|光井純&アソシエーツ建築設計事務所代表、PCPAジャパン代表
 ◆インタビュー|PCPAの働き方
  仕事と私事の見事な切り替え|米山薫里氏|スタッフ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】Foster + Partners(フォスター・アンド・パートナーズ)
 建築を 「拡張」 する設計集団
 組織力とアトリエ的柔軟さで新領域を開拓
 ◆インタビュー|フォスター・アンド・パートナーズの働き方
  高度な専門性と大胆な設計プロセスの統合
  横松宗彦氏|アソシエイトパートナー
 ◆インタビュー|デザイン責任者に聞く
  過去の成功体験に固執しない|デヴィッド・ネルソン氏|デザイン総合責任者
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【4】OMA(オフィス・フォー・メトロポリタン・アーキテクチャー)
 常識の「転換」が推進力
 「AMO」が需要掘り起し「OMA」が形づくる
◆インタビュー|OMAニューヨークオフィスの働き方
  反論から生まれる新たな方向性
  アリサ・ムラサキ・サルツゲイバー氏、近藤洋介氏|ともにスタッフ
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【5】Hopkins Architects(ホプキンス・アーキテクツ)
 意匠と科学の 「融合」 で環境設計を開拓
 最先端のグリーンビル武器に世界のクライアントを魅了
 ◆最新プロジェクト紹介|新日比谷プロジェクト(東京)
  鹿鳴館をイメージした「ダンシングタワー」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【6】MVRDV(エム・ブイ・アール・ディー・ブイ)
 若さから 「脱皮」 して成長し続ける
 挑戦者のDNAを胸に体制一新で拡大目指す
 ◆インタビュー|OBスタッフに聞く
  自分のスキルを出し尽くす場|吉村靖孝氏|吉村靖孝建築設計事務所代表
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【7】Gensler(ゲンスラー)
 5000人の個性を案件ごとに 「結集」
 社内人材・情報をデータ化し世界各地で有効活用
 ◆インタビュー|ゲンスラーの働き方
  社内のどんな情報にも3クリックで到達|石川肇氏|アソシエート
 ◆リポート|ゲンスラー東京オフィスの働き方
  クライアントの7割超はリピーター
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あとがき
著者プロフィル・日経アーキテクチュア掲載号
写真撮影者・提供者、資料提供者など

日経アーキテクチュア[ニッケイアーキテクチュア]

江村 英哲[エムラ ヒデアキ]

菅原 由依子[スガワラ ユイコ]

内容説明

石田俊二氏のほか、光井純氏、重松象平氏、吉村靖孝氏など7つの海外事務所で勤務経験のある日本人設計者や現地スタッフにインタビューを敢行。憧れや才能だけじゃ一流になれない。売り上げ、人員配置、マーケティング、職場環境…事務所を見れば建築家の哲学が分かる。

目次

1 Renzo Piano Building Workshop(レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ)拡大せずに工房スタイルで「成熟」へ―教えるのではなく「つくる過程」を通して育成
2 Pelli Clarke Pelli Architects(ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ)人材を育み次世代に「伝承」―プロ意識を共有し厚遇で組織を堅持
3 Foster+Partners(フォスター・アンド・パートナーズ)建築を「拡張」する設計集団―組織力とアトリエ的柔軟さで新領域を開拓
4 OMA(オフィス・フォー・メトロポリタン・アーキテクチャー)常識の「転換」が推進力―「AMO」が需要掘り起し「OMA」が形づくる
5 Hopkins Architects(ホプキンス・アーキテクツ)意匠と科学の「融合」で環境設計を開拓―最先端のグリーンビル武器に世界のクライアントを魅了
6 MVRDV(エム・ブイ・アール・ディー・ブイ)若さから「脱皮」して成長し続ける―挑戦者のDNAを胸に体制一新で拡大目指す
7 Gensler(ゲンスラー)5000人の個性を案件ごとに「結集」―社内人材・情報をデータ化し世界各地で有効活用

著者等紹介

江村英哲[エムラヒデアキ]
日経アーキテクチュア記者。1975年岐阜生まれ。99年明治大学経営学部卒業。2003年米カリフォルニア州立大学フレズノ校大学院マスコミュニケーション・ジャーナリズム修了、日経BP社に入社。「日経ビジネス」で製造業を担当後、11年から「日経QUICKニュース(NQN)」で株式市場などを取材。15年から現職

菅原由依子[スガワラユイコ]
日経アーキテクチュア記者。1982年生まれ。2005年に東京工業大学工学部社会工学科卒業。07年に同大学院社会理工学研究科社会工学専攻の修士課程を修了し、日経BP社に入社。環境経営誌「日経エコロジー」、外食経営誌「日経レストラン」、健康情報誌「日経ヘルス」の編集記者を経て、14年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリナ松岡

9
海外の七つの一流の設計事務所のオフィスを組織構成や基本理念も交えて紹介しつつ、近年の代表的な作品も簡潔に解説するという内容です。日経アーキテクチャの記事を集めたものらしく、ページの半分くらいを綺麗な写真とオフィスの見取図が占めます。それほど深堀した議論はほとんどない反面、門外漢でも苦痛なく楽しく読める内容でした。見開きで、本のノドを境にスタッフがずらっと向き合って昼食をとる写真がありまして、おおっとなります。設計事務所の方針というより、お国事情らしいですが。2016/11/10

akanek

2
見ているだけでも綺麗で楽しい。こんな職場で働きたいと建築家じゃなくても思う。空間の活かし方。普通の職場に取り入れることはできないだろうか。2016/09/19

TAKAMI

1
世界トップクラスの設計事務所のオフィス環境をザックリ記した本。ピアノ事務所が一番カッコよかった。。サラッと読めます。2016/11/07

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