出版社内容情報
臨床診断の決定版テキスト 第3版。鑑別診断をどのように絞り込んでいくか。論理的な思考過程をつまびらかに。
臨床診断の決定版テキスト 第3版、登場!!
鑑別診断をどのように絞り込んでいくか。論理的な思考過程をつまびらかに。
名医と呼ばれる医師たちは長年の経験を通じて、臨床推論の能力を磨いてきました。経験の少ない若手医師は、いかに勉強すれば、名医たちの臨床推論能力に最も早く近づけるのか?
そのための合理的アプローチをエビデンスに基づいて分析した結果がここにあります。
【第3版の特長】
○約5年ぶりの大幅改訂。[出血性疾患]、[排尿痛]、[血尿]、[低血圧]、[咽頭痛]を新たに追加
○理解を助ける図表を新たに追加。最新の臨床研究データに基づくエビデンスが蓄積した症例ほど、内容を大幅拡充
●臨床的な思考過程を、一連のステップ順に考え進める
一般的な主訴「腹痛」「背部痛」「胸痛」など32の症状から、症例の提示、鑑別診断の枠組みや整理する手法を解説。本物の症例検討さながらに、推論の過程が明確化されていきます。
●代替仮説とする疾患解説も充実
一つひとつの症例に対する鑑別診断が表にまとめられ、第一仮説と見逃してはならない重要な代替仮説に対する手がかりと検査を提示しています。
●感度・特異度・尤度比を考慮した、合理的検査の選択を推奨
症例提示は、主訴と診察結果に続いて、検査前確率と検査特性に基づいて必要な検査を選択し、診断の確定や除外を進めていきます。
第 1章 診断のプロセス
第 2章 スクリーニングと健康維持
第 3章 腹痛
第 4章 酸塩基平衡異常
第 5章 AIDS/HIV感染
第 6章 貧血
第 7章 背部痛
第 8章 出血障害
第 9章 胸痛
第10章 咳嗽、発熱、呼吸器感染
第11章 せん妄と認知症
第12章 糖尿病
第13章 急性下痢
第14章 めまい
第15章 呼吸困難
第16章 排尿痛
第17章 浮腫
第18章 疲労
第19章 消化管出血
第20章 頭痛
第21章 血尿
第22章 高カルシウム血症
第23章 高血圧
第24章 低ナトリウム血症と高ナトリウム血症
第20章 頭痛
第25章 低血圧
第26章 黄疸と肝機能障害
第27章 関節痛
第28章 急性腎障害
第29章 皮疹
第30章 咽頭痛
第31章 失神
第32章 意図しない体重減少
第33章 喘鳴
内容説明
この病状と主訴から、臨床医は何を考えるべきか?新たなエビデンスと図表を追加して全面刷新。主訴から診断と治療に至る臨床的思考過程を解説。検査特性を吟味した合理的な検査の選択を推奨。代替仮説や見落としてはならない疾患の説明も充実。第3版では新たに5つの章を追加。
目次
診断のプロセス
スクリーニングと健康維持
腹痛
酸塩基平衡異常
AIDS/HIV感染
貧血
背部痛
出血障害
胸痛
咳嗽、発熱、呼吸器感染〔ほか〕
著者等紹介
竹本毅[タケモトツヨシ]
2001年京都大学医学部卒業、同年国立国際医療センターGeneralist養成コース第1期生。2003年同センター総合診療科。2004年東京医療センター総合内科。2006年北里大学病院総合診療部外来主任。2007年同院卒後研修プログラム責任者。日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医、日本医師会認定産業医、日本医学教育学会生涯教育委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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