感想・レビュー
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志村真幸
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著者は國學院の名物教授として知られた人物で、『神道考古学論攷』『祭祀遺跡』などの著作があるとおり、考古学と神道を中心とした宗教を結びつけようとした業績を残した。 十二支のそれぞれについて、考古学的な視点から、さまざまな話題が提供されている。雑多と言ってしまえばそれまでだが、その話題の豊富さはじっくり読むほどに楽しいだろう。 たとえば子年なら、鼠の語源、鼠返し、人身獣頭の彫刻、大黒天のお使いとされること、絵巻物のなかの鼠など。2020/09/19
