内容説明
裁判員制度が始まり、興味を持つ人が増えたとはいえ、普段、私たちは裁判や事件に縁がない生活を送っています。けれど、いつどんなトラブルに巻き込まれるのかは誰にもわかりません。証言台に立った時、人は何を思い、何を語るのか。本書は、罪を犯した人間、被害を受けた人間、またその家族たちを通じて、人の生き方・家族愛について見つめ直す人間ドラマをまとめています。
目次
第1章 被告人が流した涙(二重介護の末に;償いの受け取り方;不法入国者 ほか)
第2章 証人が流した涙(葬式を挙げられない理由;最後の居場所;穂積橋が架かる時 ほか)
第3章 傍聴席が流した涙(息子の生活が知りたい;従兄弟の裏切り;教師が起こした交通事故)
著者等紹介
白木達也[シラキタツヤ]
1978年生まれ。岐阜県出身。IT企業勤務を経て、出版・音楽などの企画制作会社「アローグ・プランニングス」代表。新聞・雑誌で、法律・事件に関する執筆の傍ら、法科大学院受験スクールでも講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tban
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真実だからこその、とても深く悲しいドラマが満載です。 善意は人一倍なのに幸せになれない、ほんの少しのボタンの 掛け違えで起こってしまう残酷なドラマばかりです。 特に「二重介護の末に」「最後の居場所」の2編には 泣かされました。何回でも泣ける本です。 2017/04/05
西川侑作
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涙が止まりませんでした 何度も読み返しました
すずっち
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人生は、何が起こるかわからない。幸せに暮らしていても誰もが、被害者にも、加害者にも、遺族にもなり得る悲劇が起こる可能性があるのだ。人生は、神は、何故ここまで辛い荷物を背負わせるのだろうか。そう思わずにはいられない。2013/01/07
あさみ
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★★★☆☆2012/05/05
宮崎裕介
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白木さんからいただいた本。事実は小説よりも・・の最たる例。2011/06/12
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- 和書
- 2000 baht