出版社内容情報
激動の昭和史を背景に、国交回復前に中国へのプラント輸出を実現させ、“百年先が見えた経営者”と言われた男の生涯を描く感動長編!
江上剛[エガミゴウ]
作家
内容説明
日本初の合成繊維の事業化をめざし、国交回復前の中国へのプラント輸出に挑戦。激動の昭和をひたむきに生きた男の姿に思わず胸が熱くなる、ノンフィクションノベル。
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。03年に同行を退職し、執筆生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バトルランナ-
25
10人のうち2、3人位がいいといったときに仕事はやるべきで、一人もいいと言わないときにやると、それも危ない。p98。が印象に残った。久し振りに偉人伝を読んだ。5点満点で4点。2016/11/13
おーね
4
美しい経済人と呼ばれても、多くの従業員の生活をかかえて、100年先を考えることの困難さを思うと頑張ったんだなあとため息が出ました。2016/12/07
Nishi Masako
3
倉敷の街を思い出した。2016/09/14
MASARU.T
3
久々にノンフィクション作品を読みました。 戦争での中国に対する贖罪の意識、企業の在り方、またその信念を貫く生涯は迫力が有りました。 経営者のみならず、それを支える管理職に読んでもらいたい一冊です。2016/08/12
Kazuo Baba
3
クラレは創立90周年を迎え、大原総一郎氏のスピリットを受け継ぎ、良い会社だと思います。また氏のスピリットは倉敷の街にも多く受け継がれているとも思います。読み物としてはイマイチですが、社員として歴史を知るには必修でした。2016/07/03