内容説明
世界最高のミステリー作家エラリー・クイーン。その全46作品の徹底解説を中心に、未発表短編2編、幻のエッセイなど、クイーンのすべてを解き明かしていく。日本を代表する作家陣の偏愛アンケートも追加収録、芦辺拓氏書き下ろしエッセイなど、すべての本格ミステリーファン必読の決定版。
目次
第1部 エラリー・クイーンの推理と証明(エラリー・クイーン完全作品ガイド;クイーン長編ランキング;ドルリー・レーン・シリーズ ほか)
第2部 エラリー・クイーンをめぐる冒険(二重正体の事件;エラリー・クイーン、50周年を語る;クイーンに魅せられて ほか)
第3部 エラリー・クイーンの挑戦と好み(サソリの拇指紋の冒険;チェリーニの盃の冒険;クイーン好み)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
35
クイーンの全作品を紹介。それ以外の情報も満載、エッセイもあるし、さらにはパロディ・本邦初訳短編まで。みんなクイーン作品が好きなんだ、ということがよく表れている、ファンジンならぬファン文庫(?)。笑ったのはエラリーを「寅さん的」と書いてあったこと。もちろんそう呼ばれる理由はちゃんとあるが、読めば「なるほど」と思う。意外なのは「レーン4部作」の評価。個人的には「X」だが、意外と「Y」の支持者も多い。国名シリーズのランキングとなると、結構割れるのではないかとは思う。2014/08/19
ホームズ
14
マニアックな本ですね(笑)エヴァンゲリオンとクイーンの作品を対比してみたりして(笑)もっとクイーンの作品を読みたくなった(笑)2011/11/10
yucchi
13
数年前から探していて、ようやく手に入ったので早速読みました(^^) 国名シリーズ、ドルリー・レーンシリーズは読了済だけど、ライツヴィルシリーズがまだ手薄だなぁ。近いうちに『フォックス家の殺人』と『十日間の不思議』の新訳版を読みたい。 そして創元さんと早川さん、文字の小さい作品を最近の大きめ文字で再販お願いします(о´∀`о) 読了済の国名シリーズも再読したい。来年、BOTWの続編が出る前に読まないと、、、2021/12/12
なお
3
まさに『パーフェクト』ガイド!! クイーンファンのみならず、新本格ファンも持っておきたい一冊。全作品ガイドを見ると、やはり本コレクターとしての闘志に火がついて、正典はぜんぶ集めたくなるはず。2017/10/02
ジャム
3
クイーンの全作品を解説したガイドブック!これから読もうと思って購入したが、まだ1作しか読んでいない(笑)2009/02/01
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