内容説明
セロトニン増大!性格がよくなる!うつが治った!ダイエットに成功!大便移植。腸内環境の整備で心も体も健康に!
目次
第1章 腸内フローラって、いったい何?(動物の体の原点は「腸」;腸は「ぬか床」。その中で働きまくるのが腸内フローラ ほか)
第2章 腸内フローラが作り出す偉大なる力(牛の大きな体は腸内フローラが作る;腸内フローラがあれば、「かすみ」を食べても生きていける? ほか)
第3章 こうすれば腸内フローラは、強くたくましくなる!―食事編(まずはスムーズに「出す」;いいウンチのためには、バランスのよい腸内フローラを ほか)
第4章 さらにこうすれば腸内フローラは、強くたくましくなる!―生活編(ストレスを溜め込まない、「癒やされた」生活を考えよう;プラス思考がストレスを解消し、腸を健康にするのか? ほか)
著者等紹介
田中保郎[タナカヤスオ]
昭和17年生まれ。長崎出身。昭和42年長崎大学医学部を卒業し、同大学第2外科入局。腹部外科、脳外科を経て、麻酔科にて麻酔科標榜医の資格を取得。長崎労災病院の外科部長、長崎県松浦市民病院の副院長などを経て、昭和54年、長崎県諌早市にて開業。その治療の実績を見込まれて三菱電機・長崎支店の嘱託医も勤める。平成19年、西諌早病院、東洋医学外来の担当医となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BluePlanet
8
★4.8(3.13)2015年6月発行。腸内フローラについてはここ数年良く聞かれる言葉であったが、ここまで研究が進んでいたんですね。人間の健康には、腸内フローラがこんなに重要だったとは。それにしても1人の人間の腸内には、100億個とも、1000億個もの腸内細菌が存在すると。種類も現在わかっているだけで300種類以上。その中で重要なのが、善玉菌と言われるビフィズス菌や乳酸菌。これらのお陰で、セロトニンやドーパミンを合成する元となるビタミンが生み出されるのですね。これからも著者の研究には注視したいです。2021/12/13
Yuichiro Komiya
7
腸の中の細菌群である腸内フローラを健康な状態に保って、病気にかかりにくい身体になりましょうという本。腸内フローラを改善することで糖尿病やガンなどの生活習慣病だけでなく、うつ病やアルツハイマー、パーキンソン様病などにも効果がある(脳内物質が生成されやすくなるから)というのは一理あると思った。2016/03/26
ykoro
5
腸内フローラの再認識。ただ、新たな内容は無かった。2015/12/05
m1104m
4
うつ病など脳の障害かと思いきや、腸だったりする。ビフィズス菌は悪玉菌を殺す。過保護にしすぎては必要な腸内細菌もなくなってしまう。トランス酸脂肪はとらないように。 漢方薬には、大まかに言って「血流をよくする」「水分を調節する」「温度を調節する」の三つの効能しかありません。それをいろいろなバリエーションで組み合わせつつ、どの患者さんの腸にも対応できる、「あなた一人だけのための」薬を処方するのです2016/09/22
中沢康彦
3
最終章に毎日自分の腸内細菌達に挨拶しよう。感謝をしよう。とありますが。それっていいことだなぁと思います。毎朝家族におはようと朝の挨拶をし、二匹の猫達にもおはようと声をかけ、甘えてくる猫達にいつも癒してくれてありがとうと、言葉は通じないけど話しかけます。それと同じことを腸内細菌にもしてあげなきゃ。そんな意識で腸内細菌の喜ぶことをしてあげたら自分にとって最高の健康を返してくれるはずだし。そんな理解をさせてくれる本です。2023/09/26