出版社内容情報
《内容》 本書は、発達に関する心理アセスメントを医療機関だけでなくもっと教育現場に活用していただきたいという願いのもと、LD、ADHD、高機能自閉症など軽度の発達障害をもつ子どもたちの理解と支援に欠かすことのできない検査の活用方法を、WISC-IIIを軸に、K-ABC、ITPAなども含め、分かりやすく解説し、WISC-IIIの群指数から考えられる14タイプ28のアセスメント事例を紹介する。
《目次》
第I章 心理アセスメント概論
1.子どもの心理アセスメントとは/2.アセスメントをする場合/アセスメントをしない場合/3.心理アセスメントの3つの要素/4.知能検査の発祥/5.知能検査の目的とは/6.ウエクスラー知能検査の発展/7.WISC-IIIで測る知能とは/8.知的障害とは/他
第II章 心理アセスメント
1.アセスメントの目的/2.問題への気づきとアセスメントへの第一歩/3.校内における実態把握/4.心理・教育的アセスメントの領域と方法/5.心理検査バッテリー
第III章 WISC-IIIの解釈と指導・支援への展開
1.WISC-IIIの解釈の手順/2.WISC-IIIの群指数のプロフィールパターンによる解釈/3.WISC-IIIと日々の子どもの様子や課題との関連/4.WISC-IIIと学力の問題/5.WISC-IIIの結果による学習面への支援/他
第IV章 結果の伝え方
1.結果の伝え方(専門機関、保護者、学校、本人へ)/2.子どもの状態像の理解を促す資料づくり
第V章 アセスメントから個別の指導計画へ
1.一人ひとりのニーズに応じた計画/2.個別の指導計画とは/3.個別の指導計画作成の流れ/4.IEPの考え方を個別の指導計画に活かす/5.個別の指導計画を作成するにあたってのチェック項目/他
第VI章 事例集
群指数パターン1(事例1.ことばの理解と表現に著しい困難があり学習の遅れが大きい小学校4年生/他)/群指数パターン2(事例3.文章を正確に音読することが苦手な小学校6年生/他)/群指数パターン3(事例5.自己調整と意味理解の苦手な小学校3年生/他)/群指数パターン4~14
目次
第1章 心理アセスメント概論
第2章 心理アセスメント
第3章 WISC‐3の解釈と指導・支援への展開
第4章 結果の伝え方
第5章 アセスメントから個別の指導計画へ
第6章 事例集
著者等紹介
上野一彦[ウエノカズヒコ]
1967年3月東京大学教育学部教育心理学科卒業。1970年3月東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。東京学芸大学教授、日本LD学会会長、学校心理士、特別支援教育士スーパーバイザー(LD・ADHD等)
海津亜希子[カイズアキコ]
1996年3月東京学芸大学教育学部小学校教員養成課程学校教育選修卒業。2001年3月東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)取得。独立行政法人国立特殊教育総合研究所研究員、臨床心理士、学校心理士、特別支援教育士スーパーバイザー(LD・ADHD等)
服部美佳子[ハットリミカコ]
1987年3月群馬大学教育学部小学校教員養成課程教育心理学専攻卒業。1989年3月東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。旭出学園教育研究所研究員、臨床心理士、学校心理士、特別支援教育士スーパーバイザー(LD・ADHD等)
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