内容説明
道徳授業を何とかしたい!という願いに応える本。
目次
第1章 素材を発見しよう(新聞は、素材の宝庫だ!また会いたいと思ってもらえる人になる(高学年)
ポスターで思考を刺激せよ!自分の町をPRしよう(中学年・高学年) ほか)
第2章 出会いを演出しよう(資料で「えっ?」と驚かせる!ガマンしている人がいます(中学年・高学年)
常識をゆさぶってインパクトを与えよ!うかつあやまり(中学年・高学年) ほか)
第3章 考えたくなる発問をつくろう(共通点でスイッチを入れよ!おせちを食べる日だった(中学年・高学年)
考え方から発問を生み出せ!人生、なんどでも挑戦できる(高学年) ほか)
第4章 全員参加させよう(自己評価が意欲を生む!のぼりに込めた願い(中学年・高学年)
追いこんで発言させよ!扉をたたき続けよう(高学年) ほか)
第5章 意欲を引き出そう(資料掲示で意識の持続を!笑顔をつくる言葉かけ(中学年・高学年)
学級通信で家庭を巻きこめ!「でか足国」ってどこにある?(高学年) ほか)
著者等紹介
鈴木健二[スズキケンジ]
1957年、宮崎県生まれ。公立小学校教諭、埋蔵文化財センター主査、教育事務所指導主事、公立小学校教頭、校長を経て、愛知教育大学教育実践研究科教授。日向教育サークル代表。子どもが考えたくなる、実践したくなる道徳授業づくりには定評があり、全国各地で講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
epitaph3
1
2015年53冊目。著者の33本の道徳授業から、資料収集がどこからか、発問をどうするか、授業の進め方、資料提示の仕方、板書などを見とることができる本。特に新聞。そしてAC広告ポスター。著者はインターネットだけではなく、アナログなものから資料をつくり上げることが多い。僕はネットと書籍から考えようとするので、まだ頭が固いのである。それら資料から、子どもたちの現実的な場面もとりあげる、考えさせるというところを見ながら、僕は授業を考えている。この本は、見るのではなく、考える本なんだ。資料集的存在かもしれない。2015/02/01
Eiichi
1
言葉一つ一つに考えさせられる。副読本の道徳授業とは違う。副読本の授業は気持ち、気持ち、気持ち。そこに、教師のかいた汗はあるのか。自分なりの工夫はあるのか。逆説的にいうならば、汗をかいた授業ならきっと副読本の授業でも、子どもに伝わる。(補足。昨夜頼んだこの本が今日届く。嬉しいかぎりだ。)2014/11/03
まんぼう
0
★★★2016/10/16
Mr.Y
0
授業プランをだけでなく、教材化に至った視点や教材化するための技法も惜しみなくも示してくれている本。すでに、何度か読み返しているが、常に新たな気付きを与えてくれる本である。自分自身で教材開発に取り組む意欲が湧いてくる。2016/08/08