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内容説明
「約束」「鬼」「やけあと」「ヘビの目」「ゲンゴロウブナ」―江戸時代の怪談集、上田秋成の『雨月物語』から五編を選び、現代によみがえらせた、美しくも怖ろしい短編集。
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島県に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活にはいる
タカタカヲリ[タカタカヲリ]
大阪府に生まれる。武蔵野美術短期大学生活デザイン学科卒業。2004年第5回ピンポイント絵本コンペで優秀賞を受賞。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
72
江戸時代に上田秋成氏によって書かれた怪談集「雨月物語」の中から5編を選んで、現代の児童書として作り変えた短編集。「約束」「鬼」「やけあと」「ヘビの目」「ゲンゴロウブナ」の全5話。子ども向けに書かれただけあってサラリと読めました。私が一番好きな話は、肺に病巣があって兵隊になれなかった男が、白い目で見られている妻の為に満州に渡って仕事をすることにした「やけあと」。これで終わりではないという余韻の残るお話が多かったです。★★★2013/04/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
雨月物語から、『約束(菊花の約)』『鬼(青頭巾)』『やけあと(浅茅が宿)』『ヘビの目(蛇性の婬)』『ゲンゴロウブナ(夢応の鯉魚)』の5編を現代風にしている。 ()内が原作 怖い話でも『やけあと』だけはこういうのはいいなぁ。残り4編も現代風になっていたら読みやすいな。2019/08/12
杏子
15
『雨月物語』をもとに現代の物語としてよみがえらせた5編の短編集ということで、楽しめましたがちょっと後味が悪いものもありました。 ここで終わり?という話ばかり。ゾクッとしますね。2014/05/19
深青
12
雨月物語から5編選んで、子供向けに現代版アレンジをしたもの。5編とも不思議で怖い感じのするお話だったけれども、物足りないと感じてしまう。雨月物語を読んだことがないので、今度読んでみたい。2014/05/23
いちごプリン
10
うわ、なにこれ!子供向きなのよね?怖いし!最後の話なんか、私もきをつけないと、私も本のなかに、閉じ込められかねないし。へびの目!やられた!怖いし!面白いし!子供たちに、もっと、読んでほしいなあ。2014/10/21