内容説明
ブランコにうまくのれないワタルは、ひとりでこっそりれんしゅうするために、朝早く、だれもいない公園にでかけた。そこで見つけたすてきなものとは…?―「海をあげるよ」「カモメがくれた三かくの海」「海のたんすパーティー」海からピョンとでてきた三つのお話を収録。小学校低学年から。
著者等紹介
山下明生[ヤマシタハルオ]
1937年、東京に生まれ、幼少年時代を瀬戸内海の能美島で過ごす。京都大学仏文科卒業。『うみのしろうま』で第11回野間児童文芸推奨作品賞、『はんぶんちょうだい』で第24回小学館文学賞、『海のコウモリ』で第16回赤い鳥文学賞を受賞
古屋洋[フルヤヨウ]
山梨県甲府市生まれ。創作画人協会に所属。新人賞、協会賞、創展賞、ほか受賞。温かみのある画風でPR誌等に挿絵を描く一方、タブロー画家として個展、グループ展に出品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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うー(今年も遅くなります)
20
小さな小さな青いモノが、とても大きな海に。自由な世界の海はキラキラ眩しくって魚たちも自由に踊ったり泳いだり。3つのお話が入っているが【海をあげるよ】がお気に入り。カエル兄弟の「海っていいねぇ」「本当に、海ってすてきだねぇ」の会話にほっこり。本当にいいねぇ。2021/05/26
小夜風
19
【小学校】海のお話3つ。「海をあげるよ」「カモメがくれた三かくの海」「海のたんすパーティー」…1番目の「海をあげるよ」は、懐かしい!国語の教科書に載っていたお話でした♪出てくるのは青いバスタオルの海。三かくの海。ハンカチみたいな海。読んでみるとそれぞれの海が「ああ!この海かぁ!」と納得出来て、嬉しくなりました♪メルヘンです。素敵なお話でした♪あと、挿絵の古屋洋さんが、甲府市出身でした♪2014/05/26
ぷーきん
4
9歳から。教科書にも載っているのに何でこんなに登録が少ないんだろう(゜ロ゜)もっと今でも読んでもらいたい本です。優しい気持ちになれるお話しです。2015/11/06
まげりん
3
海をテーマにした短編三作。ああ、このくらいの物語って優しい。優しい世界に癒された。2021/09/08
ララ
2
3年生国語の教科書掲載本。海にまつわるファンタジー3編を収録。森に飛ばされた青いバスタオルが、カエルの海に変身する「海をあげるよ」が可愛らしくて好みでした。後書きにファンタジーの味わいについての解説あり。2021/06/09
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