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出版社内容情報
近代日本が誇る啓蒙思想家・福澤諭吉の代表作として名高い『学問のすすめ』ですが、本書はその現代語訳と今学ぶべきことを解説したものです。ユニークな比喩を用いながら、しがらみだらけの封建主義時代の終わりと、国民一人ひとりが独立の志をもって主体的に生きていかねばならない新時代の意味を説いた福澤。そのメッセージは今日においても新鮮であり、多くの人を魅了し続けています。当時の時代状況を想像しながら、現代に置き換えて読んでみても、様々な気づきを得ることのできる一冊です。
内容説明
西欧列強と対峙しなければならない時代にあって、近代的市民の精神を日本に紹介した福澤諭吉。空前絶後のベストセラーとなった不朽の名作を、今、改めて読みなおす。
目次
第1部 名著『学問のすすめ』とは(『学問のすすめ』の時代背景;なぜ不朽の名作となったか;福澤諭吉の生涯)
第2部 現代日本語訳で読む『学問のすすめ』(合本『学問のすすめ』について;天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず;政府と民は対等である;自分たちの領地を守る気概;官尊民卑を改めよ;人望を獲得するための秘訣)
第3部 福澤精神から学ぶべきこと(対立を恐れないこと;人をねたまない;学び続ける姿勢 ほか)
著者等紹介
福澤諭吉[フクザワユキチ]
啓蒙思想家、教育者。1835年1月10日(天保5年12月12日)生まれ。長崎遊学を経て、大阪の適塾に蘭学を学び、1858(安政5)年、江戸中津藩邸内に蘭学塾を開く(後の慶應義塾)。『西洋事情』『文明論之概略』『福翁自伝』などさまざまな書物を著し、封建の時代から日本が近代国家に生まれ変わるにあたり、個人が独立することの大切さを説いた。また、出版社や新聞社、社交クラブを創設し、日本に西洋の思想や精神を紹介し続けた。1901(明治34)年没
道添進[ミチゾエススム]
1958(昭和33)年生まれ。文筆家、コピーライター。国内デザイン会社を経て、1983(昭和58)年から1992(平成4)年まで米国の広告制作会社に勤務。帰国後、各国企業のブランド活動をテーマにした取材執筆をはじめ、大学案内等の制作に携わる。企業広報誌『學思』(日本能率協会マネジメントセンター)では、全国各地の藩校や私塾および世界各国の教育事情を取材し、江戸時代から現代に通じる教育、また世界と日本における人材教育、人づくりのあり方や比較研究など幅広い分野で活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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