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出版社内容情報
平成28年(2016)年4月からキャリアコンサルタントが国家資格化されました。その背景には、国内の労働力の減少に対応するための新規労働力の発掘や生産性向上が避けられなくなってきたことがあります。人が自分なりの価値づけ、意味づけを持って職業などの社会的役割に就き、主体的に取り組み、成長していくことが必要になっているのです。
キャリアコンサルタントは、そのプロセスを支援する専門家です。
試験の傾向も定まってきており、さらに2020年4月以降は、以下の内容を加えた新たな内容を加えた試験範囲となります。
・クライアントや相談場面の多様化への対応に関する知識・技能
・セルフ・キャリアドックなどの企業におけるキャリア支援の実施に関する知識・技能
・リカレント教育などによる個人の生涯にわたる主体的な学び直しの促進に関する知識・技能
・職業生涯の長期化、仕事と治療、子育て・介護と仕事の両立などの課題に対する支援に関する知識・技能
本書はこの新たな試験範囲をカバーしており、かつ1冊で、国家資格キャリアコンサルタント、キャリアコンサルティング技能検定2級に対応した内容となっています。
内容説明
2020年4月以降に実施される新しい「試験科目及びその範囲」に準拠。新能力要件で拡充・強化された4つのテーマにも対応。キャリアコンサルタント国家試験、キャリアコンサルティング技能検定2級の出題順に解説。実技試験(論述試験、面接試験)のポイントも解説。
目次
第1部 キャリアコンサルタントが必要とされる背景と資格制度の概要(キャリアコンサルティング、キャリアコンサルタントとは;これまでのキャリア相談の歴史と日本における国家資格化の社会的背景 ほか)
第2部 キャリアコンサルティングを行うために必要な知識(学科試験)(キャリアコンサルティングの社会的意義;キャリアに関する理論 ほか)
第3部 キャリアコンサルティングを行うために必要な技能(カウンセリングの技能;グループアプローチの技能 ほか)
第4部 キャリアコンサルタントの倫理と行動(キャリアコンサルティングの普及、環境への働きかけ、ネットワークの形成、自己研鑽、倫理と姿勢)
第5部 キャリアコンサルタント実技試験(実技試験で問われる「基本的技能」と「相談実施に必要な技能」)
著者等紹介
田中稔哉[タナカトシヤ]
メーカーで人事(採用・教育・労務・人事企画)業務に携わった後、コンサルティング会社にて新規事業開発、関連会社経営に従事。就職氷河期の大学生の就職支援事業の立ち上げを経て、日本マンパワー入社。日本マンパワーではキャリアカウンセラー(CDA)養成講座の開発、日本キャリア開発協会(JCDA)の立ち上げへの参画、大学・高校向けキャリア教育プログラム開発、行政機関への雇用対策事業の提案受託後の運営、ジョブカフェのチーフカウンセラーなどの業務を経験し、現在はキャリアコンサルティング事業、公的就業支援・雇用対策事業・産業人材育成事業、中小企業診断士養成事業の担当取締役。キャリアコンサルティング協議会理事。また、2017年からJICAのヨルダン王国キャリアカウンセリング能力向上プロジェクトに関わっている。1級キャリアコンサルティング技能士。国家資格キャリアコンサルタント。CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)。精神保健福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。