三字経の教え―中国古典に学ぶ道徳と教養

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784820717713
  • NDC分類 375.9
  • Cコード C2034

内容説明

『三字経』は、約900年以上前の中国宋代から伝わる幼児・児童が文字を覚えるための教科書であり、道徳や教養を育むための啓蒙書。人と接するときに備えるべき「仁義礼」、そして社会を生き抜く「智信」など人間力の基礎の大事さを説く古典を、現代を生きる大人のために解読した。

目次

人は善に生まれる―良い教育が良い人格をつくる
孟母断機の教え―教育が人間を鍛える
学び続ける意味―学びに終わりはない
孝悌と学習―礼儀を学んで知恵をつける
五常を重んじる―仁義礼と智信
道徳と教養を学ぶ―人間性を磨き、学びの意味を知る
『論語』を学ぶ―正しい論語の読み方
『孟子』『中庸』『大学』を学ぶ―人間の道理を解釈する
『考経』『六経』『三易』を学ぶ―文化的素養を身につける
『尚書』『周礼』を学ぶ―史書から学べること1
『礼記』『詩経』を学ぶ―史書から学べること2
『春秋』を学ぶ―乱世の記録から学べること
諸子百家を学ぶ―古代中国の文化思想を見につける
五子に学ぶ―「筍子」「揚雄」「文中子」「老子」「荘子」の教え
堯舜に学ぶ―リーダーとしての徳
禹桀に学ぶ―国を作るリーダー、国を滅ぼすリーダー
湯紂に学ぶ―人心を集めるリーダー、人心に見放されるリーダー
武紂に学ぶ―歴史は繰り返す

著者等紹介

銭文忠[チェンウェンジョン]
1966年6月生まれ。中国江蘇省無錫市出身。1984年、北京大学東方言語文学部(サンスクリット語、パーリ語専攻)に入学し、季羨林教授に師事する。大学1年生から学術論文を発表し、「季羨林東方学奨学金」の1等賞を獲得した。1980年代中頃、独ハンブルグ大学インド・チベット歴史文化研究所に留学し、インド学を主として、チベット学、イラン学も修めた。1990年代には5年かけて文学史を独学で修めた。1996年から上海の復旦大学歴史学部で教鞭に立つ

漆嶋稔[ウルシマミノル]
神戸大学卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)入行。北京、香港、広東、国際業務部、上海支店を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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