内容説明
本書は、社会派推理作家・古代史家・創共協定の演出家など、さまざまな顔をもつ人間・松本清張を解き明かすキーワードを求めてビジネスマン11人が挑んだ記録である。
目次
第1部 入門編(松本清張と小倉・鴎外;人間・松本清張の素顔;清張さんを作家にした1冊の本)
第2部 発見編(清張作品の篤者アンケート調査結果;ビジネスマン6人、清張文学の魅力を語る;清張文学の原点を旅する)
第3部 解説編(創共協定の懸け橋になった清張さん;『菊枕』に見る松本清張の女性観;作家への遅い出発、松本清張の前半生を追う)
第4部 ミステリー編(社会派か庶民派か、清張ミステリーの系譜;代表作20編の読みどころ;映像と松本清張)
第5部 古代史・現代史編(古代史家としての松本清張;松本清張の「現代史」考;フィクションとドキュメンタリー―清張戦後事件史の点と線)