内容説明
愛と感動の人間ドラマ!日中友好の掛け橋として活躍した民間外交の先駆者が語る半生記。
目次
最後の元老・公望は、天皇の神格化に反対だった
華族らしくない少年時代
オックスフォードの青春時代
農民運動から国際会議の舞台へ
『グラフィック』創刊と上海への密使
汪兆銘日中和解工作への参画
東条、松岡とヒトラー、スターリン
日米交渉の挫折と開戦への道
ゾルゲ・尾崎事件と日本の敗戦
参議院全国区から京都市長選へ出馬
ウィーンから北京へ、新中国との再会
ウィーン駐在三年、北京滞在十二年
激動する中国からの帰国
著者等紹介
西園寺公一[サイオンジキンカズ]
1906~93。神奈川県生まれ。元老・西園寺公望の孫。オックスフォード大卒。近衛文麿のブレーンとなり対中国、対英米和平外交で活躍するが、1941年(昭和16)ゾルゲ事件で連座する。47年参議院議員。58年に北京へ移住し、12年間滞在。日中友好のパイプ役をつとめ「民間大使」といわれた
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