感想・レビュー
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ヴェネツィア
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第一章は、戦争遺児たちの靖国参拝からはじまる。各県ごとに集団を成しているのだが、いずれもすごい数である。遺族に挨拶すべく時の首相、東條英機が胸にたくさんの勲章をぶら下げて登場。まさに「一将功成りて万骨枯る」の図である。章末には記念品を贈呈される男の子。小学校5年生くらいか。父は戦死、母も喪い靖国孤児として上京した。以下は予科練、陸軍幼年学校、戦車学校での写真が並ぶが、いずれも少年と呼ぶにも痛々しいほどの様子である。この中には特攻もしくは、前線で散っていった青年(時には少年)も多数いたのだろう。⇒2025/10/05
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