内容説明
何もしなければ、何も起きない。“単独世界一周”を三度実現した男が語る、創造的生き方。
目次
第１章 夢は何度でも生みだせる―三度目のヨット単独世界一周
第２章 大きなことを成し遂げるにも一歩から―悔いのない出航準備
第３章 平時に訓練していないと危機に対処できない―海にも陸地にも嵐はやってくる
第４章 人生で大事な人には自分から近づいていく―師匠と支援者、仲間たち
第５章 成功体験より失敗から学ぶことのほうが大きい
第６章 生意気でもまっすぐ生きる
エピローグ 新しい夢に向かって
著者等紹介
白石康次郎［シライシコウジロウ］
１９６７年東京生まれ鎌倉育ち。海洋冒険家。高校卒業後、１９８６年に故多田雄幸氏（第一回単独世界一周レース優勝）に弟子入り。１９９３年に「スピリット・オブ・ユーコー」艇で単独無寄港世界一周を達成、当時の世界最年少記録を樹立した。アドベンチャーレースや数々のヨットレースに参加。最も過酷と言われるアドベンチャーレース「レイド・ゴロワーズ」南アフリカ大会では、日本過去最高の１１位でゴール。最近では、２００６年に単独世界一周ヨットレース「５オーシャンズ」クラスＩに日本人として初参戦し、二位という快挙を成し遂げ、世界中の注目を集める。２００８年には双胴艇「Ｇｉｔａｎａ１３」チームに参加、サンフランシスコ～横浜間の太平洋横断世界最速記録を樹立した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroyuki Fujiwara
4
同年代の現役ｱｽﾘｰﾄ。こんな魅力的な人が同年代に。ﾗｼﾞｵに出演しているのを聞いて、本書を購入。ﾖｯﾄで世界一周するためにしてきていること･･･よき師を見つけること。ｽﾎﾟﾝｻｰを見つけること。ｽﾎﾟﾝｻｰを見つけるまでの体験はすごい。熱意と情熱、そして、行動力。航海中の厳しい状況。生と死のぎりぎりの世界。その中に紹介されている｢ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝのﾏｰﾁ｣の歌詞のすごさ。著者の好きな言葉｢天如水!｣水のような生き方。自身の人生には無かった考え方。万物に恵みを与え、嫌がる低いところに居る。泰然としなやかに。2019/11/16
ちゃーちゃん
4
小さい時に母を亡くしたが、父が好きなことをやれと育ててくれた。究極の価値ある生き様を見せられたように思う。NHKのラジオから流れてきた白石さんの清々しいお声に惹かれてこの本を読んでみました。限りある人生を生き抜くとき、最高の生き方なんかも知れませんね。2017/05/24
izumi
4
ひとりでヨットでの世界一周を三度実現している白石さん。常人とは思えない精神力も体力も、元々備わっているものだけではなく、日々の小さな努力によって獲得してきたのだということがこの本を読むと分かる。ただその前向きさと人を巻き込む力には、天性のものを感じる。その並外れた前向きさを分けてもらえるような一冊。2017/01/06
Hideki Meguro
3
海洋冒険家の白石氏の著書。全てにおいて前向き。理屈ではなく、やってみたいから世界一周をしたのだという。人との関わりについても、「そうそう」なんてつぶやきながら読み終えた。どの世代が読んでもいいが、若い世代におすすめだ。 水のように生きる…名言である。2016/02/11
hana
3
海洋冒険家…こういう壮大な夢を実現させる人 たちは、自分を信じる力を持ち、疑うことなく真っ直ぐに前へ進んでいく。そんな強さや潔さを眩しく感じた。様々な体験から実感し、心に落としてきた言葉には説得力がある。運命は変えられない。確かに…ならば「天如水」ー水のように生きる。いい言葉だ。2015/05/18
