内容説明
B Crop認証は従業員や地域社会、環境へ配慮した事業活動を行っている企業に与えられる、新しい国際的な企業認証制度です。すでにパタゴニアなどを始めとする5000社以上が取得しており、より持続可能な経済モデルを構築する革新的な制度として注目を集めています。本書はB Corp認証の誕生の経緯から、制度の仕組み、取得する方法やメリットなどを詳細に解説。利益優先主義から、持続可能な社会への貢献へと企業の意識が変わることで、世界はどう変わるのか?経済の新潮流に乗り遅れないために読んでおきたい1冊です。
目次
外部性ではなく、相互依存性に注目する
相互依存記念日
相互依存のあり方を探る
法律をステイクホルダーの味方につける
インパクトに投資する
会社の真髄、従業員
Bコミュニティ―気心の知れた仲間を探す
舞台は世界へ
上場企業まで対象を広げる
大きいことが悪いとは限らない
消費者の関心をかき立てる
相互依存の時代
著者等紹介
マーキス,クリストファー[マーキス,クリストファー] [Marquis,Christopher]
ケンブリッジ大学ジャッジビジネススクール教授。アントレプレナーシップ、ソーシャル・イノベーション、サステナブル・ビジネスを主たる専門とし、中国を含む新興市場における企業間競争にも注目している。近年では、経済・環境・社会のトリプルボトムラインを組み込んだ企業が、どのようにしてレジリエンスがあり持続可能な資本主義を生み出していけるかについて、精力的に研究・執筆活動を行っている。ミシガン大学にて社会学と経営学の博士号を取得。ハーバード大学ビジネススクールで10年、コーネル大学ジョンソン経営大学院で6年間教鞭を執ったのち現職。本書はファイナンシャル・タイムズのResponsible Business Education Awardsのほか、多数の賞を受賞している
土肥将敦[ドイマサアツ]
法政大学現代福祉学部・同大学院人間社会研究科教授。一橋大学博士(商学)。一橋大学経済学部、一橋大学大学院商学研究科博士後期課程を経て、2009年に高崎経済学大学地域政策学部准教授。2016年より現職
保科京子[ホシナキョウコ]
フェリス女学院大学文学部英文学科を卒業後、広告代理店、英国系航空会社に勤務。長野オリンピックをきっかけに英語の道へ。2003年より実務・出版翻訳を開始。小説の原書を音読する「原書を読む会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。