内容説明
ソニー創設者・井深大氏は「21世紀は心の時代」であると言った。モノの生産にも「人にやさしい」ことや「地球にやさしい」ことが求められている。いかにして消費者の心の琴線に触れるかが企業の命運を分ける。ホスピタリティとは「心遣い」や「もてなし」を意味するが、ここではサービス部門における新しい価値の創造を象徴するキーワードとして使われる。質の高い経済社会を構築するために、「人々の心を動かす」ことを科学的に解明していかなければならない。本書では、語源を同じくするホテル事業とホスピタル(医療)事業の二つの部門に焦点をあて、ホスピタリティ・マネジメントのあり方を探る。
目次
第1部 ホスピタリティ産業への会計学的接近と経済学的照射
第2部 コーネル大学におけるホスピタリティ研究
第3部 ホスピタリティ・マネジメントの事例的研究(ホテル事業のケーススタディ;医療事業のケーススタディ)
著者等紹介
中村清[ナカムラキヨシ]
早稲田大学商学部教授、同大学ホスピタリティ研究所長。コーネル大学のホスピタリティ研究に触発されて、医療厚生を含めた広義のホスピタリティ研究の道を模索する。「放送と情報通信のデジタル融合」と「映像コンテンツ」の研究を専門分野とする
山口祐司[ヤマグチユウジ]
早稲田大学商学部・同大学院商学研究科客員教授、桜美林大学経営政策学部・同大学院教授。富士屋ホテル前副社長、現在監査役。コーネル大学評議員、同大学ホテル経営学部同窓会東京支部長
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