内容説明
著者は先遣団と金丸訪朝団の二度にわたり、平壌を訪ね、きびしい外交交渉に直接たずさわってきました。この議員外交の結果、北朝鮮との厚く、重かった扉を開くことができました。両国の間では、現在、政府間交渉が始まっています。残された「戦後処理」の重要課題に取り組もうとする、歴史的転換期を迎えようとしています。四十五年間国交のなかった「近くて遠い国」が今、まさに近づいてきたのです。
目次
第1章 近くて遠い国
第2章 緊張の先遣団
第3章 金丸代表団、訪朝前の苦心
第4章 金丸、北に入る
第5章 妙香山
第6章 熱闘、十六時間
第7章 帰国後の波紋
第8章 南北統一の道
資料編(歴史と現状―日本と朝鮮半島との関係史;第十八富士山丸年表;自由民主党・朝鮮労働党会談―議員発言要旨;訪韓団名簿)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高木正雄
3
国会図書館のデジタルコレクションで読んだ。合意文書ではかなり揉めたようだな最低限のラインで妥協したということか。結局、韓国の北方外交で追い詰められたときに日本にすがり付いてきたという事ではないか。金丸訪朝では北は社会党に用はないというのが伝わってきた(笑)2025/07/26
amatsukaze
0
金丸訪朝団についての記録。正直言って、自画自賛本なので5W1Hの情報を除き、あまり読むところはないが、巻末の同行した国会議員、記者の名簿は重要。ハニーとラップの接待を受けたと言われている、自民党の某議員の名前はない。 ★★☆☆☆2012/10/14
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